OpenOffice.org Calc アドイン
関連項目
OpenOffice.org Calc アドインは、OpenOffice.org の Calc 用に特化された拡張機能です。Calc アドインは、表計算ドキュメントで直接使用できる、表計算ドキュメントアプリケーション用の新しい組み込み関数を提供します。これらは、アプリケーションの関数ダイアログにあります。アドインは、既存の関数に新しい関数を追加するための、簡単な方法を提供します。たとえば、アドインを使用して、Calc に専門的な財務計算機能を追加できます。
アドインは、アドインの特別なサービスプロバイダインタフェースを実装する UNO コンポーネントとして作成されます。OpenOffice.org Calc アドインプロジェクトウィザードは、特定の UNO コンポーネントから抜き出して、新しい関数の単純な実装を行うときのタスクを単純化します。 ウィザードは、新しいアドイン関数に必要なすべての情報を定義するのに役立ちます。
関数名
UNOIDL インタフェース定義内、この関数のノードセクションを特定する構成ファイル内、およびプログラム的にアドイン関数を使用する場合に使用される実装関数名。
表示名
関数ダイアログのユーザーインタフェースに表示される、ユーザーにわかりやすい関数またはパラメータ名。この名前はローカライズ可能で、少なくとも英語名を指定するのが一般的です。
説明
関数ダイアログのユーザーインタフェースに表示される、ユーザーにわかりやすい関数またはパラメータの説明。この説明はローカライズ可能で、少なくとも英語の説明を指定するのが一般的です。
カテゴリ
関数ダイアログでは、異なるカテゴリの関数が分類されており、事前定義したカテゴリを選択できます。新しい関数は、あとで関数ダイアログに表示されるはずです。
カテゴリの表示名
カテゴリの表示名はオプションです。事前定義したカテゴリの一覧からのみ選択できます。
互換性名
互換性名は、ほかのアプリケーションからファイルをインポートするときに使用される、アドイン関数のローカライズされた名前です。インポート時に、ローカライズされた関数名が読み取られた場合、この互換性名の一覧は、関数の内部名を検索するのに使用されます。互換性名についての詳細は、『Developer's Guide 』の適切な節を参照してください。
戻り値の型
アドイン関数の戻り値の型。リストは、有効な型だけを提供します。アドイン関数は戻り値の型として、UNOIDL 型のサブセットだけをサポートしています。
パラメータ名
UNOIDL インタフェース定義で使用される、実装パラメータ名。関数と同様にパラメータに、ローカライズされた表示名と説明を定義できます。
パラメータ型
アドインパラメータのパラメータ型。リストは、有効な型だけを提供します。アドイン関数はパラメータ型として、UNOIDL 型のサブセットだけをサポートしています。
OpenOffice.org のアドイン関数の使用
OpenOffice.org のインストールに Calc アドイン拡張を配備したあと、Calc の組み込み関数ダイアログから直接使用できます。
アドイン関数を選択し、「次へ」をクリックします。関数ウィザードに従って関数をパラメータ化し、開いた表計算ドキュメントに関数を挿入します。
アドイン関数は、通常の組み込み関数と同じ方法で使用できます。
関連項目