OpenOffice.org アドオンの操作

関連項目
(1)
プロジェクトを作成し構成する
  1. 「ツール」>「オプション」>「その他」>「OpenOffice.org 拡張」で、有効な OpenOffice.org および OpenOffice.org SDK のインストールが構成されていることを確認します。
  2. OpenOffice.org アドオンプロジェクトテンプレートを使用します。
    「ファイル」>「新規プロジェクト」>「OpenOffice.org」>「OpenOffice.org アドオン」を選択します。
  3. プロジェクト名を指定します。
  4. 主クラス名を指定します。主クラス名は Java クラスの作成に使用されます。
  5. Java パッケージを指定します。Java パッケージは、アドオンに属するプロトコルを作成するために、主クラス名と一緒に、暗黙的に使用されます。
  6. プロジェクトの場所を選択します。プロジェクトの場所は、新しいプロジェクトが作成されるディレクトリです。
  7. メニュー構造またはツールバーにエントリを作成するかどうかを選択します。それらのうちいずれか 1 つ、または両方を選択する必要があります。
  8. コマンドを定義し、コマンドを表すローカリゼーションとアイコンを追加します。
  9. サブメニューまたはセパレータを定義し、コマンドを構造化します。ここで定義されるのと同じ構造が、OpenOffice.org メニューバーに作成されます。コマンドを表示する場所のコンテキストを選択します。
  10. セパレータでツールバーを定義し、コマンドを構造化します。ここで定義されるのと同じ構造が、新しいツールバーとして OpenOffice.org に作成されます。コマンドを表示する場所のコンテキストを選択します。
  11. ウィザードを終了して、新しいアドオンに必要なすべてのファイルと初期コードスケルトンを生成します。
  12. 生成された Java ファイルをクラス名を使用して開き、アドオンが応答するコマンドの動作を実装します。
  13. プロジェクトのクラスパスを設定します。クラスパスには JAR ファイル、ライブラリ、または IDE プロジェクトを追加できます。

(2)
プロジェクトを構築する

  1. 「構築」>「主プロジェクトを構築」を選択するか、プロジェクトを右クリックし、「プロジェクトを構築」を選択します。
  2. プロジェクトノード (プロジェクトウィンドウ) のコンテキストメニューを使用すると、指定した Office のインストールに直接、Office 拡張パッケージを作成して配備できます。
    「プロジェクトノード」を右クリックして「OXT を作成」を選択し、拡張パッケージを作成します。
    「プロジェクトノード」を右クリックして「Office 拡張を配備」を選択し、拡張パッケージを配備します。
  3. また、build.xml ファイルのコンテキストメニューで、適切なターゲットを選択することもできます。
    「build.xml」>「ターゲット実行」>「UNO パッケージ」を選択し、拡張パッケージを作成します。
    「build.xml」>「ターゲット実行」>「UNO を配備」を選択し、拡張パッケージを配備します。

(3)
プロジェクトを実行する
  1. これは現在サポートされていません。OpenOffice.org 拡張は OpenOffice.org プロセス内で実行されており、IDE から OpenOffice.org 拡張 をサポートする適切なワークフローは、現在まだ実装されていません。

(3)
プロジェクトをデバッグする
  1. OpenOffice.org 拡張のデバッグは、とても簡単です。「プロジェクト」ウィンドウで、コンテキストメニューを開いて「ターゲットの Office で拡張をデバッグ」を選択します。
  2. OpenOffice.org は、build/soffice_debug ディレクトリで作成された、新しいユーザーインストールを使用して起動されます。拡張はこの新しいユーザーインストール内に配備され、OpenOffice.org が起動されます。
  3. コードにブレークポイントまたはウォッチポイントを設定します。
  4. コードが実行されるように、OpenOffice.org のアドインを使用します。
  5. コードの実行は、ブレークポイントで停止します。

関連項目
OpenOffice.org アドオン