WinCVS を使ったプロジェクト・ソースファイルの作業

MS Windows をお使いの場合は、グラフィックを使った WinCVS と呼ばれるクライアントを使ってプロジェクトのバージョン管理ソースコードファイルにアクセスすることができます。 WinCVS は、Windows エクスプローラと同じような外観を持ち、動作も似ています。 オンラインで WinCVS のダウンロード を行って、マシンにインストールできます。

はじめに

WinCVS をダウンロードしてインストールしたら、ハードディスクにプロジェクト・ソースファイルの作業用コピーを保存しておく新しいディレクトリを作成します。 このディレクトリには、必要なプロジェクト・ファイルを表す 1 語の名前を付けるのが良いでしょう。 複数のプロジェクトで作業している場合は、一般的な「projects cvs」フォルダを作成して、更にプロジェクトの名前を持つ個別のサブフォルダを作成します。

WinCVS の左側パネルで、「project」ディレクトリを選択します。 (作成したばかりのプロジェクト・ディレクトリが表示されない場合は、表示を最新の状態に更新してみてください。)プロジェクトのディレクトリが異なるドライブにあって WinCVS の左側パネルに表示されていない場合は、[表示] メニューの [フォルダブラウザ] > [表示位置の変更] を使用してください。 [OK] をクリックする前に、表示するドライブまたはディレクトリをダブルクリックしてください。

ワークエリアの設定についての詳細

cvsroot のセットアップ

まず、WinCVS リポジトリの場所となる CVSROOT を定義します。 一度に 1 つのプロジェクトで作業を行う場合は、WinCVS を使ってプロジェクトのソース・リポジトリにこのサイトを通して初めてアクセスするときに cvsroot を 1 回だけセットアップします。

  1. [管理] メニューから [設定] を選択します。
  2. [全般] タブにある CVS Root フィールドに CVSROOT を入力します。 CVSROOT は次のようになります。 [:pserver:username@projectname.domain.net:/cvs]
  3. [認証方法] をクリックしてから、ドロップダウン・メニューを「cvs サーバ上の"passwd"ファイルで認証」に変更します。
  4. [共通設定] タブをクリックします。
  5. [読み込み専用でチェックアウト] チェックボックスの選択を解除します。
  6. [プロキシ] タブをクリックします。
  7. [プロキシ・サーバを利用して接続] チェックボックスを選択します。
  8. プロキシ・サーバのホスト名または IP を入力します。 たとえば、次のようになります。 [www.projectname.domain]
  9. プロキシ・サーバのポート番号を入力します。 たとえば、次のようになります。 [1080]

WinCVS の設定についての詳細

これで、 WinCVS へのソースファイルのチェックインおよび WinCVS からのソースファイルのチェックアウトを開始する準備が整いました。