デスクトップ端末の利用
必要条件
- ホスト名:
thisdomain.com
- ローカル・ポート:
2401
- リモート・ポート:
2401
- ユーザ名:
tunnel
- ユーザのパスワード:
tunnel
これらの Mac 用クライアントには、直感的なインターフェースと質の高
いマニュアルが付属しています。 このため、Mac クライアントの説明は
非常に簡単になっています。 ただし、重要な情報は、両クライアントの
場合でも Windows クライアントと同じです。 ホスト名とポートは正し
く指定しなければなりません。
SSH トンネリングを提供する Windows の無料クライアントは、次の 2
つです。
- TTSSHは、Tera Term Pro へのオープンソース・アドオンで
す。
- PuTTYは、Win32 プラットフォーム用の Telnet および SSH
の無料実装を提供します。 また、XTerm 端末エミュレータも付
属しています。
Mac クライアントと同様、重要な注意点はホスト名とポート番号です。
両端末とも、構成手順は複雑ではありません。TTSSH はTera Term のア
ドオンであるため、SSH 機能を可能にする前に実行する手順が 1 ステ
ップ多くなります。[TTSSH のトンネリングに関するより詳細な説明
は、草案の段階で、完了した時点で公開されます。現時点では、TTSSH
の Web サイトを参照してください。]
一方、PuTTY では、ポートの転送を取り扱うクライアントを簡単に構成
することができません。 このため、トンネリングにはお勧めできませ
ん。
これらのクライアントは使用が簡単で、SSH1 トンネリングを構成できま
す。 必要な情報は、繰り返しになりますが次に挙げておきます。
次の手順は、SecureCRT (バージョン 3.1.2) を使った場合の手順で
す。
- プルダウン・メニューから「SSH1」を指定して、新しいセッショ
ンを開きます。
- [Hostname (ホスト名)] には「thisdomain.com」と入力しま
す。
- [Hostname (ホスト名)] の隣にある [Advanced (詳細設定)] ボ
タンをクリックします。
- [Advanced (詳細設定)] セクションが表示されたら、[Port
Forwarding (ポート転送)] タブをクリックします。
- [Local port (ローカル・ポート)] に「2401」と入力します。
- [Remote port (リモート・ポート)] に「2401」と入力します。
- [Username (ユーザ名)] に「tunnel」と入力します。
- [User password (ユーザのパスワード)] に「tunnel」と入力し
ます。
- [Remote hostname (リモート・ホスト名)] に「localhost」と
入力します。
- [Save (保存)] および [OK] をクリックして、ダイアログ・ボッ
クスを閉じます。
- メインの接続ページに戻ります。 . . .
- [Cipher(暗号)] および [Authentication (認証)] は既定値を
使用します。
- [Connect (接続)] をクリックします。
- サーバによってパスワードが要求されるはずです。 「tunnel」
と入力します。
- 初めて接続する場合は、クライアントにサーバの「ホスト・キ
ー」が見つからないというメッセージが表示され、処理を続行す
るかどうかが尋ねられます。 [Yes (はい)] を選択します。
- これでトンネリングが確立されました。
- 端末画面には、プロンプトは表示されていませんがこれは正しい
動作で、トンネルが確立されていることを示します。これで CVS
を安全に使用する準備ができました。
Windows 用のオープンソースのデスクトップ Unix エミュレータである
Cygwin の使い方は、 Cygwin によるトンネリングというセクション
に記載されています。 Cygwin は Unix 環境をエミュレートし、多くの
Unixコマンドを完備しているため、Unix のような環境 (たとえば、
Linux マシン) からトンネリングを行う場合は、Cygwin の説明を参照
してください。