サーバ全体の設定

このドキュメントではコアサーバの ディレクティブの中で、基本動作を設定するためのものを説明します。


サーバ ID

関連ディレクティブ

ServerName
ServerAdmin
ServerSignature
ServerTokens
UseCanonicalName

ServerAdmin ディレクティブと ServerTokens ディレクティブは、エラーメッセージなどのサーバが作るドキュメントに、 どのようなサーバの情報を表示するかを制御します。ServerTokens ディレクティブは、Server HTTP レスポンスヘッダフィールドの値を 設定します。

ServerName ディレクティブと UseCanonicalName ディレクティブは、サーバが自分自身を参照する URL を作るときに 使われます。たとえば、クライアントがディレクトリを要求して、 そのディレクトリ名の最後にスラッシュが付いていないような場合には、 ドキュメントの相対的な参照を正しく解決できるようにするために、 Apache は最後のスラッシュを含んだ完全なパスにクライアントを リダイレクトさせる必要があります。


ファイルの位置

関連ディレクティブ

CoreDumpDirectory
DocumentRoot
ErrorLog
Lockfile
PidFile
ScoreBoardFile
ServerRoot

これらのディレクティブは Apache が適切な動作をするために必要な 各種ファイルの位置を制御します。パスがスラッシュ "/" で始まっていない ときは、ファイルは ServerRoot からの相対パスとして 探されます。root 以外のユーザが書き込み可能なパスにファイルを 置く場合は注意が必要です。詳細は「セキュリティ情報」を 参照してください。


リソースの制限

関連ディレクティブ

LimitRequestBody
LimitRequestFields
LimitRequestFieldsize
LimitRequestLine
RLimitCPU
RLimitMEM
RLimitNPROC
ThreadStackSize

LimitRequest* ディレクティブは Apache が クライアントからのリクエスト読み込みで使うリソースを制限するために 使われます。これらの値を制限することで、いくつかのサービス拒否攻撃は 影響を和らげることができます。

RLimit* ディレクティブは、Apache の子プロセスから fork されたプロセスが使用するリソースを制限するために 使われます。特に、これは CGI スクリプトと SSI exec コマンドで 使われるリソースを制御します。

ThreadStackSize は Netware でのみ、スタックの大きさを 制御するために使われます。