問合せにより、既存表や表に組込みの定数を基にして、仮想的な表が作られます。
問合せの前後に任意で括弧を置くことができます。また、INTERSECT、EXCEPT、UNION演算子の評価順を括弧を使って変えることができます。INTERSECTを除きこれらの演算子は、括弧がなければ左から右に評価されます。INTERSECTはUNIONあるいはEXCEPTより前に評価されます。
ALLとDISTINCTというキーワードにより処理結果から重複を取り除くか否かが決まります。 DISTINCTというキーワードがあれば、結果に重複行はありません。ALLというキーワードがあれば、入力によって結果に重複行がある場合があります。既定はDISTINCTなので、ALLかDISTINCTか指定しなければ重複は取り除かれます。例えばUNIONの場合は、両方の問合せの全行を元に一時的なResultSetを生成したのち、重複行を取り除いてから結果を返します。これがUNION ALLならば、両方の問合せの全行が返されます。
左表にある重複した行の数をL、右表にある左表と同じ内容で重複した行の数をRとすると、どの操作を行うかにより、結果表にある重複した行の数は次のようにきまります。(ALLが指定されたとします。)