traceLevel=value 属性 traceLevel=value database connection URL attribute
機能

トレースが有効になっているとき、のネットワーククライアントに適用されるトレースのレベルを指定します。valueは数値です。トレースのレベルを指定しない場合、規定はTRACE_ALLです。

トレースのより詳細な情報は、の「ネットワーククライアントのトレース」を参照してください。 また、トレースに関連した他の属性である、 traceFile=pathtraceFileAppend=trueおよび traceDirectory=pathを参照してください。

トレースのレベル

以下の表で設定できるトレースのレベルと、その値を示します。

Available tracing levels and values トレースのレベル 16進数 10進数 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_NONE 0x0 0 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_CONNECTION_CALLS 0x1 1 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_STATEMENT_CALLS 0x2 2 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_RESULT_SET_CALLS 0x4 4 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_DRIVER_CONFIGURATION 0x10 16 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_CONNECTS 0x20 32 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_PROTOCOL_FLOWS 0x40 64 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_RESULT_SET_META_DATA 0x80 128 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_PARAMETER_META_DATA 0x100 256 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_DIAGNOSTICS 0x200 512 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_XA_CALLS 0x800 2048 org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource.TRACE_ALL 0xFFFFFFFF -1

トレースのレベルを複数指定する場合、以下の方法を使ってください。

  • ijを使っている場合、10進数を加算した合計値を指定してください。たとえば、プロトコルのフローと接続の呼び出しをトレースする場合、TRACE_PROTOCOL_FLOWS (64)とTRACE_CONNECTION_CALLS (1)の値を加算して、合計値の65を指定します。
  • JDBCによるプログラムを実行する場合、以下の方法を使ってください。
    • ビット演算のOR演算子( | )を二つ以上のトレース値に使います。たとえばプロトコルのフローと接続の呼び出しをトレースする場合、次の値をトレースレベルに指定します。TRACE_PROTOCOL_FLOWS | TRACE_CONNECTION_CALLS
    • ビット演算の否定演算子( ~ )を特定のトレースを除外する場合に使います。たとえばプロトコルのフロー以外のすべてをトレースする場合、次の値をトレースレベルに指定します。~TRACE_PROTOCOL_FLOWS
他の属性との組み合わせ

この属性を指定する場合、traceFile=path属性あるいはtraceDirectory=path属性を指定しなければなりません。

-- 新規データベースでのトレースを有効にする。 jdbc:derby://localhost:1527/mydb;create=true;traceFile=trace.out;traceLevel=65