Getting Started with Blackberry

Cordova for BlackBerry は BlackBerry WebWorks framework を使用して作られています。 BlackBerry WebWorks ツールは Windows または Mac にて使用可能です。 WebWorks アプリケーションは OS 5.0以上の BlackBerry デバイスまたは BlackBerry PlayBook OS にのみデプロイ可能です。

1. 必要なもの

  • Windows XP (32-bit) またはWindows 7 (32-bit and 64-bit) または Mac OSX 10.6.4以上
  • Java Development Kit (JDK)
    • Windows: Oracle JDK (32-Bit Version)
    • Mac OS X: Mac OS X 10.7より前については、 Java はデフォルトで提供されています。 OS X 10.7以上については、 Java のインストールが必要です
  • Apache Ant
    • Windows: Apache Ant
    • Mac OS X: Apache Ant は Java と一緒にインストールされます

2. SDK と Cordova のインストール

3. 新規プロジェクトの作成

  • コマンドプロンプトまたはターミナルをひらいて、 Cordova をダウンロード、解凍したディレクトリまで移動します。
  • そのディレクトリには、 Cordova がサポートするプラットフォームごとにさらにディレクトリがあります。 blackberry のディレクトリに移動します。
  • blackberry のディレクトリには、 samplewww の2つのディレクトリがあります。 sample フォルダーには、完成した Cordova プロジェクトが入っています。 sample フォルダーをコンピュータ内の別の場所にコピーします。
  • コピーしたフォルダーに移動します。
  • project.properties ファイルをあなたの好きなエディタで開き、 blackberry.bbwp.dir= および/または playbook.bbwp.dir= の部分を編集します。 値には、先ほどインストールした WebWorks SDK の中の bbwp バイナリファイルの位置をセットします。

4. Hello World の作成

サンプルプロジェクトのディレクトリ内でコマンドプロンプトまたはターミナルで ant target build とタイプすることで、サンプルプロジェクトをビルドします。ここで、 targetblackberryplaybook に置き換えてください。これは Cordova のサンプルプロジェクトで、普通の Hello World アプリではないことに注意してください。 www フォルダーにある index.html は多くの Cordova API の使用例を含みます。

5A. シミュレーターへのデプロイ

BlackBerry スマートフォンシミュレーターは Windows でのみ利用可能です。 PlayBook シミュレーターは VMWare Player (Windows) または VMWare Fusion (Mac OS X) を必要とします。 WebWorks SDK はデフォルトのシミュレーターを提供しています。追加のシミュレーターも 入手可能 です。

  • project.properties ファイルをお好きなエディタで開き、以下のプロパティーをカスタマイズします。
    • スマートフォン (オプション)
      • blackberry.sim.dir : シミュレーターのあるディレクトリへのパスを表します。 Windows では、ファイルセパレーターの '\' は '\\' でエスケープされている必要があります。
      • blackberry.sim.bin : 指定されたシミュレーターのディレクトリ内で、実行したいシミュレーターの名前を表します。
    • Playbook
      • playbook.sim.ip : シミュレーターのセキュリティ設定でデベロッパーモードにした場合の、取得する IP アドレスを表します。
      • playbook.sim.password : シミュレーターのセキュリティ設定で設定できるシミュレータのパスワードを表します。
  • プロジェクトのディレクトリにいるときは、コマンドプロンプトまたはターミナルで ant target load-simulator とタイプしてください。 ここで、 targetblackberryplaybook に置き換えてください。 PlayBook では、シミュレーターのバーチャルイメージは既にスタートしている必要があることに注意してください。
  • アプリケーションは、シミュレーター内の All Applications セクションにインストールされます。 BlackBerry OS 5 ではアプリケーションは Download フォルダーにインストールされることに注意してください。

5B. デバイスへのデプロイ (Windows and Mac)

  • デバイスへのデプロイは、 RIM から取得できる signing keys が必要です。
  • サインされたアプリケーションを USB 接続されたスマートフォンデバイスにインストールするために、 BlackBerry Desktop Sofware をインストールします。
  • project.properties ファイルをお好きなエディタで開き、以下のプロパティーをカスタマイズします:
    • スマートフォン (オプション)
      • blackberry.sigtool.password : signing keys が登録されたときに使われるパスワードを表します。 もし指定されていない場合は、プロンプトにより入力が促されます。
    • Playbook (必須)
      • playbook.sigtool.csk.password : Signing key のパスワードを表します。
      • playbook.sigtool.p12.password : Signing key のパスワードを表します。
      • playbook.device.ip : デバイスのセキュリティ設定でデベロッパーモードにした場合の、取得する IP アドレスを表します。
      • playbook.device.password : デバイスのセキュリティ設定で設定できるデバイスのパスワードを表します。
  • プロジェクトのディレクトリにいるときは、コマンドプロンプトまたはターミナルで ant target load-device とタイプしてください。ここで、 targetblackberryplaybook に置き換えてください。
  • アプリケーションは、デバイス内の All Applications セクションにインストールされます。 BlackBerry OS 5 ではアプリケーションは Download フォルダーにインストールされることに注意してください。

追加の情報

以下の記事は、 BlackBerry WebWorks framework を使って Cordova アプリケーションを開発するときに役立ちます。