IBM Lotus Symphony


設定済みのヘッダーを持つ表の編集

表ヘッダーの設定は、表のインスタントフォーマット (表スタイルの設定) とは異なります。 表のインスタントフォーマットでは、他の表セルと異なるカラースキームを設定することにより、セルはヘッダーのようにマークされていました。 しかし現在では、同じ通常の表セルとなっています。 表ヘッダーの機能設定で、表セルは内部的にはヘッダーとしてマークされます。 現在のインプリメンテーションでは、表ヘッダーの設定は表のインスタントフォーマットと結合されません。 そのため、表ヘッダーとマークされる表セルは、表のインスタントフォーマットスタイルを自動適用しません。

表セルの結合

  • 表ヘッダーのセルを通常のセルと結合することはできません。

  • セルには行のヘッダープロパティと列のヘッダープロパティの両方があり、ヘッダーが同じ行と列のヘッダープロパティを持っていなければ他のヘッダーと結合することはできません。

  • 以下の表は、すべての結合操作をリストしています。

    両方: 縦にも横にも結合できます。

    縦不可: 異なる行にあるセルと結合することができません。

    横不可: 異なる列にあるセルと結合することができません。

    どちらも不可: 縦にも横にも結合できません。

    表 1. セル結合操作
    セル 通常のセル 列ヘッダーのセル 行ラベルのセル
    通常のセル 両方 どちらも不可 どちらも不可
    列ヘッダーのセル どちらも不可 縦不可 どちらも不可
    行ラベルのセル どちらも不可 どちらも不可 横不可

表のソート

  • 表に対してソート操作を実行するとき、デフォルトではソート時に列ヘッダーは含まれません。

  • ソート時にヘッダー列が選択されない場合、ソート時にヘッダー列は含まれず、その位置も変更されません。ソート時にヘッダー列が選択される場合、ヘッダー列は行の変更に応じてその位置を変更します。

表の結合

ヘッダーを持つ表が他の表と結合された場合:

  • それが、結合された最初の表の場合、ヘッダー行の情報は無変更となります。 つまり、最初の表の最初の表ヘッダー情報は、結合後に表全体に適用されます。

  • それが、最初の表ではない場合、表ヘッダーの行情報は無視され、表のヘッダー行の情報は通常のセルに変更されます。

  • 異なるレイアウトを持つ表の場合、ヘッダー列の情報は自動的に削除されます。 ヘッダーの内容はそのまま残ります。 同じレイアウトを持つ 2 つの表であっても、列の幅が異なるために列ヘッダーの情報が適用されない場合もあります。

表の分割

設定済みのヘッダー情報を持つ表で表が分割された場合、ポップアップダイアログが表示され、分割された表のヘッダー情報を残すかどうか決めることができます。

  • [見出しのコピー] オプションを選択した場合、2 つの新しい表は、古い表のヘッダープロパティを自動的に継承します。

  • [ユーザー定義ヘッダー (スタイルの適用)] または [ユーザー定義ヘッダー] を選択した場合、空ヘッダー行が 2 番目の表に追加されます。 これが設定されると、ヘッダー列は引き続き無変更のままとなります。

  • ダイアログでそれ以外の 3 つのオプションを選択すると、新しい表にはヘッダープロパティが含まれません。 ヘッダー列のプロパティも削除され、ヘッダー列の内容だけが残ります。


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