IBM Lotus Symphony
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Lotus® Symphony™ Spreadsheets では、現在の日付と時刻の値を使用して計算を実行することができます。 自分の年齢を秒単位または時間単位で正確に表す場合の例を以下に示します。
表計算文書で、セル A1 に誕生日を入力します。
セル A3 に、=NOW()-A1 と入力します。
[Enter] キーを押すと、結果が日付書式で表示されます。2 つの日付間の差を求めるのが目的であるため、セル A3 を数値書式にする必要があります。
セルカーソルを A3 に置き、セルの書式を数値に変更します。そのためにはセル A3 からコンテキストメニューを (マウスの右クリックで) 呼び出し、[テキストとセルのプロパティ] を選択します。
[テキストとセルのプロパティ] ダイアログが表示されます。 このダイアログの [数] タブでは、[数値] カテゴリがすでに選択された状態になっています。書式が「Standard」に設定されているため、日付を含む計算結果も日付として表示されます。結果を数値として表示する場合、例えば、数値の表示形式に「-1,234」を設定します。[OK] ボタンをクリックして、ダイアログを閉じます。
セル A3 には、入力した日付から今日までの日数が表示されます。
さらに、時間計算用の数式として「=A3*24」をセル A4 に、分計算用の数式として「=A4*60」をセル A5 に、秒計算用の数式として「=A5*60」をセル A6 に入力します。これらの数式を入力するごとに [Enter] キーを押します。
誕生日からの経過時間が計算され、さまざまな単位で表示されます。 この場合、最後の数式を入力して [Enter] キーを押した時点での正確な値が計算されます。「現在時刻」は常に進んでいますが、この計算結果が自動的に更新されることはありません。 通常、[ツール] メニュー項目の [セルの内容] - [インスタント計算] はアクティブになっていますが、NOW 関数に対して自動計算が適用されることはありません。 これは、シートの更新処理だけにコンピュータが占有されないようにするためです。