IBM Lotus Symphony


Atn 関数 [実行時]

この三角関数は、与えられた数値表式の Atn (アークタンジェント、逆正接) 値を計算します。戻り値は、-π/2 から +π/2 の範囲を取ります。

Atn 関数は、Tan 関数の逆関数です。つまり Atn 関数に、頂角αの Tan 値を渡すと、この頂角の値を逆算して返します (単位はラジアン)。これは、頂角の 1 つをαとする直角三角形を想定して、この頂点に隣接する辺と対辺の比率から、頂点αを計算する関数ということもできます。

Atn (頂点の対辺の長さ/頂点に隣接する辺の長さ)= 頂点の角度α

構文:

Atn (Number)

戻り値:

Double

パラメータ:

Number: 直角三角形の 1 つの頂点に隣接する辺と対辺の比率を示す数値表式。Atn 関数による計算では、この値に該当する角度 (アークタンジェント、逆正接) をラジアン値で返します

ラジアン値を通常の角度に変換するには、ラジアン値×180/π と計算します。

通常の角度の値 = (ラジアン値*180)/pi

ラジアン値 = (通常の角度の値*pi)/180

ここで pi は円周率πを示す固定値で、近似値で約 3.141592657 になります。

エラーコード

5 無効なプロシージャ呼び出しです

例:

REM この例では、頂角の 1 つをαとする直角三角形を想定して、

REM この頂点に隣接する辺と対辺の長さから、頂角αの値を計算します。

Sub ExampleATN

REM Pi = 3.1415926 は事前定義されている定数で、円周率の近似値

Dim d1 As Double

Dim d2 As Double

d1 = InputBox$ ("Enter the length of the side adjacent to the angle:","Adjacent")

d2 = InputBox$ ("Enter the length of the side opposite the angle:","Opposite")

Print "The Alpha angle is"; (atn (d2/d1) * 180/Pi); " degrees"

End Sub


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