IBM Lotus Symphony


条件

ここでは、条件付きスタイルの条件を定義します。

このコマンドの見つけ方...

[レイアウト] - [スタイルのリスト] を選択してコンテキストメニューを開き、[変更] または [新規作成] - [条件] タブを選択します。

条件付きスタイルは、コンテキストに応じて異なるプロパティを持つ段落スタイルです。 条件付きスタイルの条件付きプロパティは、一度定義すると変更することができません。

Lotus® Symphony™ は、次のように条件付きスタイルの段落のプロパティを適用します (太字の用語はダイアログのフィールドのタイトルに相当します)。条件付きスタイルで書式設定された段落が、[使用するスタイル] がリンクされた [コンテキスト] に存在する場合、この条件に基づく [段落スタイル] が使用されます。 [コンテキスト] にスタイルがリンクされていない場合、条件付きスタイルで定義された属性が適用されます。 次の例でこの関係を説明します。

  1. 空の Lotus Symphony 文書を開き、短いビジネスレターをヘッダーを付けて作成します ([書式] - [ページ] - [ヘッダー])。

  2. [スタイルのリスト] ウィンドウで [新規作成] を選択して新しい段落スタイルを定義し、[段落スタイル] ダイアログで、ビジネスレターに使用する段落のプロパティをすべて選択します。このスタイルに「ビジネスレター」という名前を付けます。

  3. タブ 条件 に入り、条件付きスタイルとして チェックボックスをオンにして、新しい段落スタイルを条件付きスタイルにします。

  4. [コンテキスト] から「ヘッダー」項目を選択して、[段落スタイル] から、ビジネスレターのヘッダーに適用するスタイル (例えば既定の段落スタイル「ヘッダー」) を選択します。ユーザー定義のスタイルを選択することもできます。

  5. [段落スタイル] リストボックスで項目名をダブルクリックするか、または [適用] ボタンをクリックして、段落スタイルをコンテキストに割り当てます。

  6. [OK] ボタンをクリックして段落スタイルダイアログを閉じます。新しい条件付き段落スタイル「ビジネスレター」を使用したヘッダーと、ビジネスレターのすべての段落を書式設定します。 ヘッダーをクリックする際、その新しいビジネスレタースタイルを使用するために、[すべてのスタイル] または [ユーザー定義のスタイル] をスタイリストに表示する必要がある場合もあります。

これでヘッダーテキストは [ヘッダー段落スタイル (Header Paragraph Style)] に指定した属性を持つようになりますが、文書の他の部分は、ビジネスレターの条件付き段落スタイルで定義した属性を持ちます。

ヒントアイコン 「本文」スタイルは、条件付きスタイルとして作成されています。したがって、「本文」から派生したスタイルはいずれも、条件付きスタイルとして使用できます。

他の形式 (RTF など) へのエクスポート時には、コンテキストに適用された段落スタイルが使用されます。

条件付きスタイルとして

このチェックボックスをオンにすると、定義する新しいスタイルが条件付きスタイルになります。

コンテキスト

ここには、Lotus Symphony の定義済みコンテキストを表示できます。コンテキストには 1 から 10 までのアウトラインレベル、1 から 10 までの番号付け/マーカーレベル、表のヘッダー、表の内容、セクション、外枠、脚注、ヘッダー、フッターなどがあります。

使用するスタイル

ここには、コンテキストに割り当てられているすべての段落スタイルリストが表示されます。

スタイル

このリストボックスには、コンテキストに割り当てることのできるすべての段落スタイルが表示されます。

スタイルグループ

[スタイルのリスト] ウィンドウに表示されるスタイルグループは以下のとおりです。

表 1. スタイルグループ
名前 意味
自動 現在のコンテキストに適切なスタイルを表示します。
すべてのスタイル 現在のスタイルの種類に含まれるスタイルすべて。
使用するスタイル 現在の文書で使用されている (選択したカテゴリの) スタイルを表示します。
ユーザー定義のスタイル ユーザー定義スタイルのうち、現在のスタイルの種類に該当するもの。
文字スタイル テキストの書式設定スタイルを表示します。
チャプタスタイル 見出しの書式設定スタイルを表示します。
リストスタイル 番号付きまたはマーカー付きリストの書式設定スタイルを表示します。
索引スタイル 索引の書式設定スタイルを表示します。
特別範囲のスタイル (Special Region Styles) ヘッダー、フッター、脚注、文末脚注、表、表題の書式設定スタイルを表示します。
条件付きスタイル ユーザー定義の条件付きスタイルが表示されます。
階層 選択したカテゴリのスタイルを階層リストで表示します。サブレベルのスタイルを表示するには、サブレベル名の隣のプラス記号 (+) をクリックします。

削除

このボタンをクリックすると、現在選択中のコンテキストに割り当てられているスタイルが削除されます。

割り当て

[適用] をクリックすると、選択した段落スタイルが定義済みのコンテキスト に適用されます。


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