IBM Lotus Symphony
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次の表計算関数は、日付および時刻を挿入または編集するために使用されます。 この関数には次のものがあります。DATE、DATEVALUE、DAY、DAYS、DAYS360、EASTERSUNDAY、EDATE、EOMONTH、HOUR、MINUTE、MONTH、NETWORKDAYS、NOW, SECOND, TIME, TIMEVALUE, TODAY, WEEKDAY, WEEKNUM, WEEKNUM_ADD, WORKDAY, YEAR, YEAR2、YEARFRAC。
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内部的には、IBM Lotus Symphony 日付または時刻の値を数値として処理します。日付または時刻の値に書式「数値」を設定すると、この値は「日付値」という数値に変換されます。例えば、01/01/2000 12:00 PM に書式「数値」を設定すると、36526.5 という日付値になります。整数部分は日付に相当し、小数部分は時刻に相当します。このような日付または時刻の表記を見たくない場合は、日付または時刻の書式を変更します。日付または時刻の書式を変更するには、日付または時刻の値が入っているセルを右クリックしてコンテキストメニューを呼び出し、[セル] を選択します。 見出しページ [数] には、数値の表示形式を定義する機能があります。 |
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日付を入力するとき、日付の区切り記号として使用するスラッシュ記号またはダッシュ記号が算術演算子として認識される可能性があります。つまり、この書式で入力する日付が日付として認識されない場合、計算結果も正しくなくなります。数式に入力する日付を日付として正しく認識させるには、"54/07/20" や "54-07-20" のように、日付を引用符で囲んでください。 |
WORKDAY(開始日;週日;祭日)
開始日: 計算を始める日。 開始日が週日の場合、その日も加算されます。
週日: 週日の数。 正の数を指定した場合は開始日より後、負の数を指定した場合は開始日より前の日付が返されます。
祭日: 祭日リスト (オプション)。祭日には、非稼働日 (営業日以外の日付) を指定します。非稼働日の日付が個別に設定されているセル範囲を入力します。
2001 年 12 月 1 日から 17 営業日の日付を調べます。セル C3 に開始日 ("2001/12/1") を入力して、セル D3 に営業日数 (17) を入力します。セル F3 から J3 までには、クリスマス休暇と年末年始休暇として次の日付を入力します: "12/24/2001"、"12/25/2001"、"12/26/2001"、"12/31/2001"、"1/1/2002"。
=WORKDAY(C3;D3;F3:J3) は 2001 年 12 月 28 日を戻します。日付のシリアル値を日付の書式に変更してください。
YEARFRAC(開始日;終了日;基準)
開始日および終了日: 各日付の値
基準: オプションで 1 年の日数を指定します。
基準 | 計算 |
---|---|
0 または指定なし | US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月 |
1 | 1 カ月または 1 年の正確な日数 |
2 | 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日 |
3 | 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日 |
4 | ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月 |
2002 年 1 月 1 日と 2002 年 7 月 1 日の間の割合を求めます。
=YEARFRAC("2002/1/1"; "2002/7/1";1) は 0.495890 を返します。
指定された年、月、日の日付を内部的なシリアル値に変換して、セルに設定されている書式設定で表示します。DATE 関数が入っているセルの書式はデフォルト設定で「日付」です。このセルの書式を「数値」の「書式コード 0 にすると、内部的なシリアル値として表示できます。
DATE(年; 月; 日)
年 は 1583 から 9956 または 0 から 99 の間の整数です。
月 は、1 から 12 までの整数です。
日 は 1 から 31 までの数です。
月や日の値が実際の値を超える場合は、次の月または日として処理されます。=DATE(00;12;31) は 00/12/31 を返し、=DATE(00;13;31) は 01/1/31 を返します。
DATE 関数の引数の日付は、キーで直接入力するか、または範囲参照を入力します。
DATEVALUE は、クォーテーションマークの中の日付を表す文字列を換算し、シリアル値を返します。
内部的な数値とは、IBM® Lotus® Symphony™ が日付を計算するときに使用する日付システムから返される自然数のことです。
DATEVALUE("日付文字列")
テキスト は有効な日付書式であり、引用符で囲む必要があります。
EDATE(開始日;月数)
開始日: 起算日の日付
月数: 月数。
2001 年 3 月 31 日より 1 カ月前の日付を求めます。
=EDATE("2001/3/31";-1) は 2001/2/28 を返します。
TODAY()
TODAY 関数に引数はありません。
YEAR(number)
数値 にシリアル値を入力すると、これに対応する年数が返されます。
YEAR(1) は 1899 を返します。
YEAR(2) は 1900 を返します。
YEAR(33333.33) は 1991 を返します。
次の関数も参照してください。
YEAR2(日付値;[タイプ])
日付値は、整数、あるいは整数を格納するセルのアドレスまたは名前です。整数の範囲は、1 (1900 年 1 月 1 日) から 2958465 (9999 年 12 月 31 日) までです。
タイプは 0 または 1 の数値です。タイプが 1 の場合、YEAR2 は西暦年を 4 桁形式で返します。 タイプが 0 または省略された場合、YEAR2 は 1900 年を基準とした年のオフセットを返します (たとえば YEAR2 が 123 を返した場合は、西暦 2023 年を表します)。
NOW()
=NOW()-A1 は A1 の日付と現在の日付の差を返します。結果には数値の表示形式を設定してください。
次の関数も参照してください。
WEEKNUM(数値; モード)
数値 には日付のシリアル値を入力します。
モード で週の始まりや計算方法を指定します。
1 = 日曜日 | |
2 = 月曜日 |
WEEKNUM("95.1.1";1) は 1 を返します (95 年 1 月 1 日は日曜日です)。
WEEKNUM("95/1/1";2) は 52 を返します。週の始まりに月曜日が指定されているため、95 年 1 月 1 日の日曜日は前年の最後の週であるとみなされます。
WEEKNUM_ADD(日付;週の基準)
日付: 1 年の何週目にあたるかを検査する日付
週の基準: 1 は日曜日、2 は月曜日を週始めとみなします。
2001 年 12 月 24 日がその年の何週目にあたるかを求めます。
=WEEKNUM_ADD("2001/12/24";1) は 52 を返します。
MINUTE(数値)
数値は小数で表される値で、これに対応する分が返されます。
MINUTE(8.999) は 58 を返します。
MINUTE(8.9999) は 59 を返します。
MINUTE(NOW()) は現在の分を返します。
次の関数も参照してください。
MONTH(数値)
数値に入力したシリアル値に対応する月が返されます。
MONTH(NOW()) は現在の月を返します。
MONTH(C4) は C4 に 2000/7/7 と入力されている場合、7 を返します。
次の関数も参照してください。
EOMONTH(開始日; 月)
開始日: この日付から起算します。
月: 負の数で開始日より前、正の数で開始日より後の月数
2001 年 9 月 14 日から 6 カ月後の月の最終日の日付を求めます。
=EOMONTH("2001/9/14";6) は 2002/3/31 を返します。
NETWORKDAYS(開始日;終了日;祭日)
開始日: 計算を始める日。 開始日が週日の場合、その日も加算されます。
終了日: 計算を終了する日。終了日が週日の場合、その日も加算されます。
祭日: 祭日リスト (オプション)。祭日には、非稼働日 (営業日以外の日付) を指定します。非稼働日の日付が個別に設定されているセル範囲を入力します。
2001 年 12 月 15 日と 2002 年 1 月 15 日の間にある稼働日を求めます。セル C3 に開始日、D3 に終了日が入力されています。セル F3 から J3 までには、クリスマス休暇と年末年始休暇として次の日付を入力します: "12/24/2001"、"12/25/2001"、"12/26/2001"、"12/31/2001"、"1/1/2002"。
=NETWORKDAYS(C3;D3;F3:J3) は 17 を戻します。
指定された年の復活祭の日曜日の日付を返します。年は 1583 から 9956 または 0 から 99 の間の整数です。その他のキリスト教関係の変動祝日もこの日付を元にして計算できます。
復活祭後の月曜日 = EASTERSUNDAY() + 1
聖金曜日 = EASTERSUNDAY() - 2
聖霊降臨祭の日曜日 = EASTERSUNDAY() + 49
聖霊降臨祭後の月曜日 = EASTERSUNDAY() + 50
EASTERSUNDAY(2000) は 2000/4/23 を返します。
EASTERSUNDAY(2000)+49 は内部シリアル値 36688 を返します。日付書式 MMDDYY を使用する場合、2000 年 6 月 11 日と表示されます。
SECOND(数値)
数値は小数で表されるシリアル値で、これに対応する秒が返されます。
SECOND(NOW()) は現在の秒を返します。
SECOND(C4) は C4 の内容が 12:20:17 の場合 17 を返します。
次の関数も参照してください。
HOUR(数値)
数値は小数で表されるシリアル値で、これに対応する時間が返されます。
HOUR(NOW()) は現在の時間を返します。
HOUR(C4) は C4 の内容が 17:20:00 の場合、17 を返します。
次の関数も参照してください。
DAY(数値)
数値は小数で表されるシリアル値で、これに対応する日数が返されます。
DAY(1) は 31 を返します (Lotus Symphony では、1899 年 12 月 30 日を 0 として数え始めるためです)。
DAY(NOW()) は今日の日を返します。
DAY(C4) は C4 の内容が 1901/8/5 の場合 5 を返します。
次の関数も参照してください。
DAYS(日付 2; 日付 1)
Date_1 は開始日で、Date_2 は終了日です。Date_2 が Date_1 よりも古い日付の場合、結果は負の値になります。
DAYS("1.1.2010"; NOW()) は、今日から 2010 年 1 月 1 日までの日数を返します。
DAYS("10.10.1990"; "10.10.1980") は 3652 を返します。
DAYS360(日付 1; 日付 2; タイプ)
日付 2 を 日付 1 より古い日付けにすると、結果が負の値になります。
オプションのタイプパラメータにより、計算方法を指定します。タイプに 0 を指定、または空白のままにした場合は、アメリカ式 (NASD、National Association of Securities Dealers, Inc.) が適用されます。タイプに 0 以外を指定した場合は、ヨーロッパ式が適用されます。
入力した日付のシリアル値に対応する曜日を戻します。タイプが指定されていないか、タイプに 1 が指定されている場合、曜日は、1 (日曜日) から 7 (土曜日) までの整数で戻ります。タイプが 2 の場合は月曜日が 1、タイプ 3 では月曜日が 0 になります。
WEEKDAY(数値; タイプ)
[数値] に入力したシリアル値に対応する曜日が返されます。
タイプ では換算の方法を指定します。タイプ 1 (またはなし) の場合は日曜日 = 1、タイプ 2 の場合は月曜日 = 1、タイプ 3 の場合は月曜日 = 0 で曜日を数え始めます。
WEEKDAY("14.6.2000") は 4 を算出します。タイプを指定していないので、標準タイプが適用されます。標準では日曜日が 1 に設定されています。
WEEKDAY("24.7.1996"; 2) は 3 を返します。タイプが 2 なので、月曜日を 1 として数えます。
WEEKDAY("24.7.1996"; 1) は 4 を返します。タイプが 1 なので、日曜日を 1 として数えます。
WEEKDAY(NOW()) は今日の曜日の番号を返します。
セル A1 に入力されている日付が平日かどうかを関数を使用して検査する場合は、IF 関数と WEEKDAY 関数を次のように組み合わせて使用します: IF(WEEKDAY(A1;2)<6;"平日";"週末")
次の関数も参照してください。
TIME(時間; 分; 秒)
[時間] には整数を指定します。
[分] には整数を指定します。
[秒] には整数を指定します。
TIME("0;0;0") は 00:00:00 を返します。
TIME("4;20;4") は 04:20:04 を返します。
次の関数も参照してください。
TIMEVALUE は、日付けを表す文字列をシリアル値に換算します。日付はクォーテーションマークで囲みます。
10 進数で表示されるシリアル値は、Lotus Symphony が日付項目の計算に使用する日付システムの値です。
TIMEVALUE("テキスト")
テキストには有効な日付形式を指定して、引用符で囲みます。