IBM Lotus Symphony


財務関数パート 3

ODDFPRICE

1 期目の日数が半端な証券に対して、額面 100 通貨単位当たりの価格を返します。

構文

ODDFPRICE(Settlement; Maturity; Issue; FirstCoupon; Rate; Yield; Redemption; Frequency; Basis)

Settlement は、証券の受領日です。

Maturity は、証券の満期日 (支払期日) です。

Issue は、 証券の発行日です。

FirstCoupon は、証券の利息が最初に支払われる日付です。

Rate は、証券の年利率です。

Yield は、証券の年間配当です。

Redemption は、額面 100 通貨単位に対する証券の償還額です。

Frequency は、年間の利息支払回数 (1、2 または 4) です。

Basis は、オプションのリストから選択でき、1 年の計算方法を示します。

表 1. ODDFPRICE 関数の計算オプション
基準 計算
0 または指定なし US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月
1 1 カ月または 1 年の正確な日数
2 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日
3 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日
4 ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月

ODDFYIELD

1 期目の日数が半端な証券に対して、利回りを返します。

構文

ODDFYIELD(Settlement; Maturity; Issue; FirstCoupon; Rate; Price; Redemption; Frequency; Basis)

Settlement は、証券の受領日です。

Maturity は、証券の満期日 (支払期日) です。

Issue は、 証券の発行日です。

FirstCoupon は、証券の利息が最初に支払われる期間です。

Rate は、証券の年利率です。

Price は、証券の価格です。

Redemption は、額面 100 通貨単位に対する証券の償還額です。

Frequency は、年間の利息支払回数 (1、2 または 4) です。

Basis は、オプションのリストから選択でき、1 年の計算方法を示します。

表 2. ODDFYIELD 関数の計算オプション
基準 計算
0 または指定なし US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月
1 1 カ月または 1 年の正確な日数
2 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日
3 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日
4 ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月

ODDLPRICE

最終期の日数が半端な証券に対して、額面 100 通貨単位当たりの価格を返します。

構文

ODDLPRICE(Settlement; Maturity; LastInterest; Rate; Yield; Redemption; Frequency; Basis)

Settlement は、証券の受領日です。

Maturity は、証券の満期日 (支払期日) です。

LastInterest は、証券の利息が最後に支払われる日付です。

Rate は、証券の年利率です。

Yield は、証券の年間配当です。

Redemption は、額面 100 通貨単位に対する証券の償還額です。

Frequency は、年間の利息支払回数 (1、2 または 4) です。

Basis は、オプションのリストから選択でき、1 年の計算方法を示します。

表 3. ODDLPRICE 関数の計算オプション
基準 計算
0 または指定なし US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月
1 1 カ月または 1 年の正確な日数
2 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日
3 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日
4 ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月

受領日: 1999 年 1 月 7 日、満期日: 1999 年 6 月 15 日、最後の利札日: 1998 年 10 月 15 日。 利率: 3.75 パーセント、利回り: 4.05 パーセント、償還額: 100 通貨単位、年間の利息支払回数: 半年毎 = 2、基準: = 0

最終期の日数が半端な証券の、額面 100 通貨単位当たりの価格の計算は次のようになります。

=ODDLPRICE("1999-02-07";"1999-06-15";"1998-10-15"; 0.0375; 0.0405;100;2;0) は 99.87829 を返します。

ODDLYIELD

最終期の日数が半端な証券に対して、利回りを返します。

構文

ODDLYIELD(Settlement; Maturity; LastInterest; Rate; Price; Redemption; Frequency; Basis)

Settlement は、証券の受領日です。

Maturity は、証券の満期日 (支払期日) です。

LastInterest は、証券の利息が最後に支払われる日付です。

Rate は、証券の年利率です。

Price は、証券の価格です。

Redemption は、額面 100 通貨単位に対する証券の償還額です。

Frequency は、年間の利息支払回数 (1、2 または 4) です。

Basis は、オプションのリストから選択でき、1 年の計算方法を示します。

表 4. ODDLYIELD 関数の計算オプション
基準 計算
0 または指定なし US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月
1 1 カ月または 1 年の正確な日数
2 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日
3 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日
4 ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月

受領日: 1999 年 4 月 20 日、満期日: 1999 年 6 月 15 日、最後の利札日: 1998 年 10 月 15 日。 利率: 3.75 パーセント、価格: 99.875 通貨単位、償還額: 100 通貨単位、年間の利息支払回数: 半年毎 = 2、基準: = 0

最終期の日数が半端な証券の計算は次のようになります。

=ODDLYIELD("1999-04-20";"1999-06-15"; "1998-10-15"; 0.0375; 99.875; 100;2;0) は 0.044873 または 4.4873% を返します。

VDB

特定の期間に対する減価償却費を倍率逓減法で計算します。

構文

VDB(Cost; Salvage; Life; S; End; Factor; Type)

Cost は、資産を購入した時点での価格です。

Salvage には、耐用年数が終了した時点での資産の価格を指定します。

Life は、資産の減価償却期間です。

S は、減価償却の開始です。期間は耐用年数と同じ単位で指定する必要があります。

End は、減価償却の終了です。

Factor (オプション) は、減価償却率です。率 = 2 は倍率逓減法を表します。

Type は、オプションのパラメータです。Type = 1 は定額法への切り替えを意味します。Type = 0 の場合、切り替えは行われません。

Lotus® Symphony™ Spreadsheets 関数では、「オプション」とマーク付けされたパラメータを省略できるのは、それに続くパラメータがない場合のみです。 たとえば、4 つのパラメータを持つ関数で、最後の 2 つのパラメータが「オプション」とマーク付けされている場合、パラメータ 4、またはパラメータ 3 と 4 を省略することは可能ですが、パラメータ 3 のみを省略することはできません。

資産を購入した時点での価格が 35,000 通貨単位で、償却後の資産の残存額が 7,500 通貨単位である場合の、倍率逓減法によるある期間の減価償却費を算出します。 減価償却費を求める期間は 3 年です。 10 期から 20 期までの期間で償却費が計算されます。

=VDB(35000;7500;36;10;20;2) = 8603.80 通貨単位。10 期から 20 期までの減価償却費は 8,603.80 通貨単位です。

XIRR

定期的でないキャッシュフローに対する内部利益率を返します。計算は、1 年を 365 日として行われ、閏年は無視されます。

支払いが定期的に行われる場合は、IRR 関数を使用します。

構文

XIRR(Values; Dates; Guess)

Values および Dates は、連続した支払い額と連続した関連する日付値を指します。最初の日付ペアによって、支払い計画の開始が定義されます。 それ以外の日付の値は、その日付より後に置く必要がありますが、どのような順序でもかまいません。 一連の値には、1 つ以上の負の値と 1 つ以上の正の値が含まれていなければなりません (受領と支払い)。

Guess (オプション) は、内部収益率の入力にできる推定値です。デフォルトは 10% です。

次の例は、5 つの支払いに対する内部利益率の計算を示しています。

表 5. XIRR 計算の例
  A B C
1 2001-01-01 - 10000 受領
2 2001-01-02 2000 支払い
3 2001-03-15 2500  
4 2001-05-12 5000  
5 2001-08-10 1000  

=XIRR(B1:B5; A1:A5; 0.1) は 0.1828 を返します。

XNPV

定期的でないキャッシュフローに対する正味現在価格を返します。計算は、1 年を 365 日として行われ、閏年は無視されます。

支払いが定期的に行われる場合は、NPV 関数を使用します。

構文

XNPV(Rate; Values; Dates)

Rate は、支払いに対する内部的な利益率です。

Values および Dates は、連続した支払い額と連続した関連する日付値を指します。最初の日付ペアによって、支払い計画の開始が定義されます。 それ以外の日付の値は、その日付より後に置く必要がありますが、どのような順序でもかまいません。 一連の値には、1 つ以上の負の値と 1 つ以上の正の値が含まれていなければなりません (受領と支払い)

名目の内部的利益率が 6% の場合の、上記の 5 つの支払いに対する正味現在価格の計算。

=XNPV(0.06;B1:B5;A1:A5) は 323.02 を返します。

RRI

投資の収益 (利回り) に基づく利率を返します。

構文

RRI(P; PV; FV)

P は、利率の計算に必要な期間数です。

PV は、現在の現金価値です。価額は預金、または現物給与の現在の価額です。預金値は正の値で入力する必要があります。つまり、ゼロ以下であってはなりません。

FV は、預金の価額として望ましい価額を決定します。

期間が 4 期 (年) で価額が 7,500 通貨単位であるものについて、将来価額が 10,000 通貨単位の場合の利益率が計算されます。

=RRI(4;7500;10000) = 7.46 %

7,500 通貨単位が 10,000 通貨単位となるように、利率は 7.46 % でなければなりません。

RATE

定期的に支払いが行われる場合の、投資の一定利率を計算します。

構文

RATE(NPer; Pmt; PV; FV; Type; Guess)

NPer は、投資期間全体での支払回数の合計です。

Pmt は、期間毎に行われる定期的な支払い (投資) です。

PV は、一連の支払い価額です。

FV (オプション) は、定期的な支払いの終了後に得る将来の価値です。

Type (オプション) は、期間の最初または最後に定期的に行われる支払いの期日を指定します。

Guess (オプション) は、反復計算で利息の推定値を決定します。

Lotus Symphony Spreadsheets 関数では、「オプション」とマーク付けされたパラメータを省略できるのは、それに続くパラメータがない場合のみです。たとえば、4 つのパラメータを持つ関数で、最後の 2 つのパラメータが「オプション」とマーク付けされている場合、パラメータ 4、またはパラメータ 3 と 4 を省略することは可能ですが、パラメータ 3 のみを省略することはできません。

定期的に支払う額が 10 通貨単位で、現在の価額が 900 通貨単位である場合の、3 期の支払い期間の一定利率を算出します。

=RATE(3;10;900) = -121% したがって、利率は 121% となります。

INTRATE

全額投資された証券 (など) の年利率を返します。支払われる利息はありません。

構文

INTRATE(Settlement; Maturity; Investment; Redemption; Basis)

Settlement は、証券の受領日です。

Maturity は、証券が販売された期日です。

Investment は、購入価格です。

Redemption は、売価です。

Basis は、オプションのリストから選択でき、1 年の計算方法を示します。

表 6. INTRATE 関数の計算オプション
基準 計算
0 または指定なし US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月
1 1 カ月または 1 年の正確な日数
2 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日
3 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日
4 ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月

絵画が 1990 年 1 月 15 日に 100 万で購入され、2002 年の 5 月 5 日に 200 万で売却されました。基準は、日毎に算出された残高 (基準 = 3) です。 年間の平均利率を算出します。

=INTRATE("1990-01-15"; "2002-05-05"; 1000000; 2000000; 3) は 8.12% を返します。

COUPNCD

受領日後の次回利息支払日を返します。戻り値を日付書式に変更してください。

構文

COUPNCD(Settlement; Maturity; Frequency; Basis)

Settlement は、証券の受領日です。

Maturity は、証券の満期日 (支払期日) です。

Frequency は、年間の利息支払回数 (1、2 または 4) です。

Basis は、オプションのリストから選択でき、1 年の計算方法を示します。

表 7. COUPNCD 関数の計算オプション
基準 計算
0 または指定なし US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月
1 1 カ月または 1 年の正確な日数
2 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日
3 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日
4 ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月

ある証券の受領日は 2001 年 1 月 25 日、満期日は 2001 年 11 月 15 日です。利息は半年毎に支払われます (頻度 2)。日毎に算出された残高利息を使用して (Basis 3)、次の利息支払日を算出します。

=COUPNCD("2001-01-25"; "2001-11-15"; 2; 3) は 2001-05-15 を返します。

COUPDAYS

受領日を含む利札期の日数を返します。

構文

COUPDAYS(Settlement; Maturity; Frequency; Basis)

Settlement は、証券の受領日です。

Maturity は、証券の満期日 (支払期日) です。

Frequency は、年間の利息支払回数 (1、2 または 4) です。

Basis は、オプションのリストから選択でき、1 年の計算方法を示します。

表 8. COUPDAYS 関数の計算オプション
基準 計算
0 または指定なし US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月
1 1 カ月または 1 年の正確な日数
2 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日
3 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日
4 ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月

ある証券の受領日は 2001 年 1 月 25 日、満期日は 2001 年 11 月 15 日です。利息は半年毎に支払われます (頻度 2)。日毎に算出された残高利息を使用して (Basis 3)、受領日を含む利札期の日数を算出します。

=COUPDAYS("2001-01-25"; "2001-11-15"; 2; 3) は 181 を返します。

COUPDAYSNC

受領日から次の利息支払日までの日数を返します。

構文

COUPDAYSNC(Settlement; Maturity; Frequency; Basis)

Settlement は、証券の受領日です。

Maturity は、証券の満期日 (支払期日) です。

Frequency は、年間の利息支払回数 (1、2 または 4) です。

Basis は、オプションのリストから選択でき、1 年の計算方法を示します。

表 9. COUPDAYSNC 関数の計算オプション
基準 計算
0 または指定なし US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月
1 1 カ月または 1 年の正確な日数
2 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日
3 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日
4 ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月

ある証券の受領日は 2001 年 1 月 25 日、満期日は 2001 年 11 月 15 日です。利息は半年毎に支払われます (頻度 2)。日毎に算出された残高利息を使用して (Basis 3)、次の利息支払日までの日数を算出します。

=COUPDAYSNC("2001-01-25"; "2001-11-15"; 2; 3) は 110 を返します。

COUPDAYBS

利札期の第 1 日目から受領日までの日数を返します。

構文

COUPDAYBS(Settlement; Maturity; Frequency; Basis)

Settlement は、証券の受領日です。

Maturity は、証券の満期日 (支払期日) です。

Frequency は、年間の利息支払回数 (1、2 または 4) です。

Basis は、オプションのリストから選択でき、1 年の計算方法を示します。

表 10. COUPDAYSBS 関数の計算オプション
基準 計算
0 または指定なし US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月
1 1 カ月または 1 年の正確な日数
2 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日
3 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日
4 ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月

ある証券の受領日は 2001 年 1 月 25 日、満期日は 2001 年 11 月 15 日です。利息は半年毎に支払われます (頻度 2)。日毎に算出された残高利息を使用して (Basis 3)、この利息支払の日数を算出します。

=COUPDAYBS("2001-01-25"; "2001-11-15"; 2; 3) は 71 を返します。

COUPPCD

受領日の直前の利息支払日を返します。戻り値を日付書式に変更してください。

構文

COUPPCD(Settlement; Maturity; Frequency; Basis)

Settlement は、証券の受領日です。

Maturity は、証券の満期日 (支払期日) です。

Frequency は、年間の利息支払回数 (1、2 または 4) です。

Basis は、オプションのリストから選択でき、1 年の計算方法を示します。

表 11. COUPPCD 関数の計算オプション
基準 計算
0 または指定なし US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月
1 1 カ月または 1 年の正確な日数
2 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日
3 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日
4 ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月

ある証券の受領日は 2001 年 1 月 25 日、満期日は 2001 年 11 月 15 日です。利息は半年毎に支払われます (頻度 2)。日毎に算出された残高利息を使用して (Basis 3)、受領日の直前の利息支払日を算出します。

=COUPPCD("2001-01-25"; "2001-11-15"; 2; 3) は 2000-15-11 を返します。

COUPNUM

受領日と満期日の間に利息が支払われる回数を返します。

構文

COUPNUM(Settlement; Maturity; Frequency; Basis)

Settlement は、証券の受領日です。

Maturity は、証券の満期日 (支払期日) です。

Frequency は、年間の利息支払回数 (1、2 または 4) です。

Basis は、オプションのリストから選択でき、1 年の計算方法を示します。

表 12. COUPNUM 関数の計算オプション
基準 計算
0 または指定なし US 方式 (NASD)、30 日 * 12 カ月
1 1 カ月または 1 年の正確な日数
2 1 カ月の正確な日数、1 年は 360 日
3 1 カ月の正確な日数、1 年は 365 日
4 ヨーロッパ方式、30 日 * 12 カ月

ある証券の受領日は 2001 年 1 月 25 日、満期日は 2001 年 11 月 15 日です。利息は半年毎に支払われます (頻度 2)。日毎に算出された残高利息を使用して (Basis 3)、利息の支払回数を算出します。

=COUPNUM("2001-01-25"; "2001-11-15"; 2; 3) は 2 を返します。

IPMT

支払いが定期的に行われ、利率が一定である場合に、投資に支払われる金利 (複利) を計算します。

構文

IPMT(Rate; Period; NPer; PV; FV; Type)

Rate は指定期間を通じて一定の利率です。

Period は複利計算が行われる期間です。 最終期の複利計算が行われる場合は、Period=NPER です。

NPer は投資期間全体での支払回数の合計です。

PV は一連の支払い価額での現在の支払い価額です。

FV (オプション) は支払いの終了後に得る目標額 (将来価値) です。

Type は定期的に行われる支払いの期日です。

5% の一定利率で価額が 15,000 通貨単位である場合の、5 期目 (年) の利率を算出します。 定期的な支払いは 7 年間です。

=IPMT(5%;5;7;15000) = -352.97 通貨単位。5 期目 (年) の複利は 352.97 通貨単位です。

FV

一定利率で支払いが定期的に行われる場合の、投資の最終価値 (将来価値) を返します。

構文

FV(Rate; NPer; Pmt; PV; Type)

Rate は指定期間を通じて一定の利率です。

NPer は、投資期間全体での支払回数の合計を指定します。

Pmt は、投資の期間毎に定期的に支払う額です。

PV (オプション) は、現在の投資額です。

Type (オプション) は、支払い期日を期間の最初または最後に指定します。

Lotus Symphony Spreadsheets 関数では、「オプション」とマーク付けされたパラメータを省略できるのは、それに続くパラメータがない場合のみです。たとえば、4 つのパラメータを持つ関数で、最後の 2 つのパラメータが「オプション」とマーク付けされている場合、パラメータ 4、またはパラメータ 3 と 4 を省略することは可能ですが、パラメータ 3 のみを省略することはできません。

利率が 4%、支払い期間が 2 年、定期支払い額が 750 通貨単位である場合の、投資の最終価値を算出します。 投資の現在の価値は 2,500 貨幣単位です。

=FV(4%;2;750;2500) = -4234.00 通貨単位。投資の最終価値は 4234.00 貨幣単位です。

FVSCHEDULE

投資期間内の一連の金利を複利計算することにより、初期投資の元金の将来価値を計算します。

構文

FVSCHEDULE(Principal; Schedule)

Principal は、初期投資の元金です。

Schedule は、H3:H5 または (リスト) など、一連の利率 (例を参照) です。

3 年間で 1000 通貨単位が投資されています。 各年当たりの年利は 3%、4%、5% でした。 3 年後の価値を算出します。

=FVSCHEDULE(1000;{0.03;0.04;0.05}) は 1124.76 を返します。

NPER

一定利率で支払いが定期的に行われる場合の、投資の支払い期間の回数を返します。

構文

NPER(Rate; Pmt; PV; FV; Type)

Rate は指定期間を通じて一定の利率です。

Pmt は、投資の期間毎に支払う額です。

PV は、一連の支払いの中で現在の価額 (現金価値) を指定します。

FV (オプション) は、最終期の支払いの終了後に得る将来の価値です。

Type (オプション) は、期間の最初または最後に行われる支払いの期日です。

Lotus Symphony Spreadsheets 関数では、「オプション」とマーク付けされたパラメータを省略できるのは、それに続くパラメータがない場合のみです。たとえば、4 つのパラメータを持つ関数で、最後の 2 つのパラメータが「オプション」とマーク付けされている場合、パラメータ 4、またはパラメータ 3 と 4 を省略することは可能ですが、パラメータ 3 のみを省略することはできません。

6% の一定利率で、定期的に支払われる額が 153.75 通貨単位で、現在の価値が 2.600 通貨単位である場合の、支払い期間の回数を算出します。

=NPER(6%;153.75;2600) = -12,02。支払い期間は 12.02 回です。

財務関数パート 1 へ

財務関数パート 2 へ


製品フィードバック | その他の資料 | 商標