IBM Lotus Symphony
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[イベント] タブページを使用して、フォーム内で発生するイベントにマクロを割り当てることができます。
このコマンドの見つけ方... 選択したフォーム要素のコンテキストメニューを開いて、[フォームのプロパティ] - [イベント] タブを選択します。 [フォーム] ツールバーを開き、[フォーム] アイコン - [イベント] タグをクリックします。 |
イベントをマクロにリンクするには、まず、イベントが発生したときに実行されるすべてのコマンドを含むマクロを作成します。 次に、このマクロを、対応するイベントの横にある [...] ボタンをクリックしてそれぞれのイベントに割り当てます。 マクロを選択できる [マクロの割り当て] ダイアログが開きます。
以下のアクションを個別に構成できます。 つまり、独自のダイアログを使用してアクションを記述することができます。
エラーメッセージの表示。
削除プロセスの確認 (データレコード用)。
パラメータのクエリ。
データレコードの保存時の入力のチェック。
たとえば、データレコードを削除するときに、「カスタマー xyz を本当に削除しますか?」などの「削除確認」要求を発行できます。
以下は、マクロにリンクできる、フォーム内のすべてのイベントのリストと説明です。
更新前イベントは、ユーザーによって変更されたコントロール内容がデータソースに書き込まれる前に発生します。 例えば、リンクされたマクロは、FALSE を返すことによってこのアクションを防ぐことができます。
更新後イベントは、ユーザーによって変更されたコントロール内容がデータソースに書き込まれた後に発生します。
再設定前イベントは、フォームをリセットする前に発生します。 例えば、リンクされたマクロは、FALSE を返すことによってこのアクションを防ぐことができます。
フォームは、以下の条件のいずれかが満たされた場合にリセットされます。
ユーザーが、リセットボタンとして定義されたボタンを押す。
新しい空白レコードが、データソースにリンクされているフォーム内に作成される。 例えば、最後のレコードで [次のレコード] ボタンが押されたときなどが考えられます。
再設定後イベントは、フォームをリセットした後に発生します。
サブミット前イベントは、フォームデータが送信される前に発生します。
読み込む時イベントは、フォームが読み込まれた直後に発生します。
再読み込み前イベントは、フォームが再度読み込まれる前に発生します。 データ内容はまだ更新されていません。
再読み込み時イベントは、フォームが読み込まれた直後に発生します。 データ内容はすでに更新されています。
アンロード前イベントは、フォームがアンロードされる前、つまりデータソースから切断される前に発生します。
アンロード時イベントは、フォームがアンロードされた直後、つまりデータソースから切断された直後に発生します。
削除の確認時イベントは、フォームからデータが削除された直後に発生します。 例えば、リンクされたマクロによってダイアログでの確認を要求できます。
レコードのアクション実行前イベントは、現在のレコードが変更される前に発生します。 例えば、リンクされたマクロによってダイアログでの確認を要求できます。
レコードのアクション実行後イベントは、現在のレコードが変更された直後に発生します。
レコード置換前イベントは、現在のレコードポインタが変更される前に発生します。例えば、リンクされたマクロは、FALSE を返すことによってこのアクションを防ぐことができます。
レコード置換後イベントは、現在のレコードポインタが変更された直後に発生します。
パラメータ取得時イベントは、読み込むフォームに入力を要するパラメータがあるときに発生します。例えば、フォームのデータソースを次の SQL コマンドにすることができます。
SELECT * FROM address WHERE name=:name
ここで、name は読み込むときに入力が必要なパラメータです。 可能な場合、パラメータは親フォームから自動的に入力されます。 パラメータを入力できない場合は、このイベントが呼び出され、リンクされたマクロによってパラメータを入力できます。
エラー発生時イベントは、データソースへのアクセス時にエラーが発生するとアクティブになります。 これは、フォーム、リストボックス、コンボボックスに適用されます。