IBM Lotus Symphony


クリック可能なホットスポットを画像に追加する

イメージマップを使用すると、文書内の画像上のホットスポットと呼ばれる特定の領域に URL を添付することができます。 イメージマップは、1 つ以上のホットスポットから成るグループです。

描画できるホットスポットは、四角形、楕円、多角形の 3 タイプです。ホットスポットをクリックすると、指定のブラウザウィンドウまたはフレームで URL が開きます。マウスをホットスポット上に移動したときに表示されるテキストを指定することもできます。

クリック可能なホットスポットを画像に追加するには

  1. 文書内でイメージマップを配置する場所にカーソルを置きます。

  2. [作成] - [ファイルから画像を挿入] を選択し、ビットマップ画像を挿入します。

  3. 画像が選択された状態で、[編集] - [イメージマップ] を選択します。イメージマップエディタが表示され、画像が背景に表示されています。

  4. イメージマップエディタのアイコンを使用して、背景の画像の上に、四角形などのホットスポットの形状を描画します。

    [ファイル] - [プリファレンス] - [Symphony] - [全般] で全般ヘルプを有効にした場合は、各アイコンの機能についての全般ヘルプテキストを表示することができます。

  5. ユーザーがホットスポットをクリックしたときに Web ブラウザに表示される「アドレス」の URL を入力します。

  6. オプションで、ユーザーがホットスポットをマウスで指示したときにヒントとして表示される「テキスト」を入力します。

  7. [適用] ボタンをクリックして変更内容を適用し、イメージマップエディタを閉じます。

  8. 文書を Lotus® Symphony™ 形式で保存します。

イメージマップをファイルとして保存し、そのファイルを Web サーバーにアップロードしたりすることができます。

イメージマップ

イメージマップとは、参照に依存した画像またはテキストフレームです。画像またはテキストフレームの定義済みの領域をクリックして、その領域とリンクしているターゲット (URL) に進むことができます。 参照領域、リンクされる URL、その領域にマウスポインタを合わせたときに表示される該当テキストは、イメージマップエディタで編集します。

イメージマップには 2 つの種類があります。 クライアントサイドイメージマップはクライアントコンピュータ上で評価され、画像をインターネットから読み込みますが、サーバーサイドイメージマップは、インターネットに Web ページを提供するサーバーコンピュータ上で評価されます。サーバー側の評価では、イメージマップをクリックすると、画像内のカーソルの相対座標がサーバーに送信され、サーバー上の専用プログラムが応答します。クライアント側の評価では、イメージマップに指定されたホットスポットをクリックすると、あたかも通常のテキストリンクであるかのように URL がアクティブになります。URL は、イメージマップ上をマウスが移動するときにマウスポインタの下に表示されます。

イメージマップは異なる方法で使用できるように、これらは異なる形式で保存することができます。

イメージマップの形式

イメージマップは、サーバー上 (すなわちインターネットプロバイダー) で解析されるものと、ユーザーのコンピュータの Web ブラウザ上で解析されるものとに大別されます。

サーバーサイドイメージマップ

サーバーサイドイメージマップは、画像またはフレームとしてページに表示されます。イメージマップをマウスでクリックすると、相対位置を示す座標がサーバーに送信されます。追加のプログラムの支援により、サーバーは取るべき次のステップを決定します。 このプロセスの定義方法には互換性のないものが複数存在しますが、最も一般的なものは以下の 2 つです。

Lotus Symphony では両方の方法についてのイメージマップを作成します。[イメージマップエディタ[名前を付けて保存] ダイアログにある [ファイルタイプ] リストから形式を選択します。それぞれ別のマップファイルが作成され、これらをサーバーにアップロードする必要があります。どちらの種類のイメージマップがサーバーでサポートされ、どのようにして評価プログラムにアクセスするかをプロバイダーまたはネットワーク管理者に確認する必要があります。

クライアントサイドイメージマップ

ユーザーがクリックできる画像またはフレームの領域は、その領域をマウスが横切るときに、リンクされた URL が表示されることで示されます。 イメージマップは画像の下の層に保存され、参照される範囲についての情報を格納しています。クライアントサイドイメージマップの欠点は、古い Web ブラウザが読み取れないということだけですが、これは時が経てば自ずから解決されます。

イメージマップを保存するとき、ファイルタイプ [SIP - StarView イメージマップ (SIP - StarView Image Map)] を選択します。これにより、イメージマップは文書内のすべてのアクティブな画像またはフレームに適用できる形式で直接保存されます。ただし、そのイメージマップを現在の画像またはテキストフレームだけに使用する場合、何らかの特殊な形式で保存する必要はありません。領域を定義した後は、[適用] をクリックするだけです。 それ以上の操作は不要です。


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