IBM Lotus Symphony


マスター文書とサブ文書

マスター文書では、多数の章を含む書籍のような、大きな文書を管理できます。 マスター文書は、Lotus® Symphony™ Documents の個々のファイルのコンテナとみなすことができます。個々のファイルは、サブ文書と呼ばれます。

マスター文書の特性

ノートアイコン マスター文書に文書を追加したり、新しいサブ文書を作成すると、マスター文書の中にリンクが作成されます。 マスター文書の中のサブ文書の内容を直接編集することはできませんが、ナビゲータを使用すると、任意のサブ文書を開いて編集することができます。

スタイルを使用した例

マスター文書 master.odm がいくつかのテキストと、サブ文書 sub1.odt と sub2.odt へのリンクから構成されています。それぞれのサブ文書の中には、同じ Style1 という名前の新しい段落スタイルが定義および使用されており、サブ文書が保存されています。

マスター文書を保存すると、サブ文書のスタイルがマスター文書にインポートされます。 最初に、新しいスタイルである Style1 が sub1.odt からインポートされます。次に、 sub2.odt から新しいスタイルがインポートされますが、マスター文書にはすでに Style1 が存在しているため、 sub2.odt からはこのスタイルはインポートされません。

マスター文書では、最初のサブ文書からの新しいスタイルである Style1 が表示されています。マスター文書のすべての Style1 の段落が、最初のサブ文書からの Style1 属性を使用して表示されます。 ただし、2 番目のサブ文書自体は変更されません。 sub2.odt 文書そのものを開くか、この文書をマスター文書の一部として開くかによって、2 番目のサブ文書の Style1 段落の属性が異なります。

ヒントアイコン 混乱を避けるためには、マスター文書とそのサブ文書用の文書テンプレートに同じものを使用します。 [ファイル] - [新規] - [マスター文書] コマンドを使用して、見出し付きの既存の文書からマスター文書とそのサブ文書を作成すると、自動的にそのようになります。

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