IBM Lotus Symphony
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データ範囲に含まれる数値の順位を返します。
RANK(数値;データ;タイプ)
数値 は、順位を求める数値です。
データ は、標本データの入力されているセル範囲です。
タイプ (オプション) は順位の数え方です。
タイプ = 0 は配列の最後の項目から最初の項目に向かって数える降順を意味します。これがデフォルトです。
タイプ = 1 は、範囲の最初の項目から最後の項目に向かって数える昇順を意味します。
=RANK(A10;A1:A50) は、セル範囲 A1:A50 内における A10 の値の順位を返します。範囲内に 値 が存在しない場合は、エラーメッセージが表示されます。
分布のひずみ度を返します。
SKEW(Number1; Number2; ...Number30)
Number1, Number2...Number30 は、数値または範囲です。
=SKEW(A1:A50) は、指定したセル範囲内にあるデータのひずみ度を返します。
回帰直線の傾きと切片を求めた上で、独立変数が指定された値であるときの従属変数の予測値を返します。
FORECAST(x; DataY; DataX)
x は独立変数 x の値で、その値に対応する回帰直線上の従属変数 y の予測値を求めます。
DataY は、既知の y の配列または範囲です。
DataX は、既知の x の配列または範囲です。
=FORECAST(50;A1:A50;B1;B50) は、x と y が線形回帰である場合、x 値が 50 である y の (予測) 値を返します。
母分散の不偏推定値の平方根である標準偏差を返します。
STDEV(Number1; Number2; ...Number30)
Number1, Number2, ... Number30 は、母集団全体に基づいた標本を表す数値のまたは数値範囲です。
=STDEV(A1:A50) は、セル範囲のデータを基に推定した標準偏差を返します。
母分散の不偏推定値の平方根である標準偏差を返します。
STDEVA(Value1;Value2;...Value30)
Value1, Value2, ...Value30 は、母集団全体から派生した標本を表す値または範囲です。 テキストは値 0 を持ちます。
=STDEVA(A1:A50) は、セル範囲のデータを基に推定した標準偏差を返します。
分散の平方根である標準偏差を返します。
STDEVP(Number1;Number2;...Number30)
Number 1,Number 2,...Number 30 は、母集団全体に基づいた標本を表す数値または範囲です。
=STDEVP(A1:A50) は、範囲 A1:A50 に入力されているデータの標準偏差を返します。
分散の平方根である標準偏差を返します。
STDEVPA(Value1;Value2;...Value30)
Value1,value2,...value30 は、母集団全体から派生した標本を表す値または範囲です。 テキストは値 0 を持ちます。
=STDEVPA(A1:A50) は、セル範囲 A1:A50 に入力されているデータの標準偏差を返します。
標準化得点 (z スコア) を返します。
STANDARDIZE(数値; 平均値; StDev)
数値 は、標準化得点を計算する数値。
平均 は、分布の算術平均値です。
StDev は、分布の標準偏差です。
=STANDARDIZE(11;10;1) は、1 を返します。平均値 10 標準偏差値 1 の正規分布にある値 11 の標準化得点は 1 です。
標準正規分布のパーセント点を返します。
NORMINV(数値)
数値 は、標準正規分布のパーセント点を求める確率です。
=NORMSINV(0.908789) は 1.3333 を返します。
標準正規分布関数を返します。この分布は平均がゼロで標準偏差が 1 です。
これは、GAUSS(x)=NORMSDIST(x)-0.5 です。
NORMDIST(数値)
数値は、標準正規分布を計算する対象となる値です。
=NORMSDIST(1) は 0.84 を返します。標準正規分布のカーブの下部において X=1 より左の表面積は、総面積の 84% に相当します。
回帰直線の傾きを返します。傾きは、Y 値 と X 値から求めます。
SLOPE(DataY; DataX)
DataY は、Y データの配列または行列です。
DataX は、X データの配列または行列です。
=SLOPE(A1:A50;B1:B50)
回帰直線において、回帰からの標本標準偏差 (残差に対する平均平方の平方根) を返します。
STEYX(DataY; DataX)
DataY は、Y データの配列または行列です。
DataX は、X データの配列または行列です。
=STEYX(A1:A50;B1:B50)
データの変動 (平方和) を返します。
DEVSQ(Number1; Number2; ...Number30)
Number1, Number2, ...Number30: 標本を表す数値または範囲。
=DEVSQ(A1:A50)
指定した自由度における t 分布のパーセント点を返します。
TINV(両側確率; DegreesFreedom)
両側確率 は、t 分布のパーセント点を求める両側確率です。
DegreesFreedom は、t 分布の自由度です。
=TINV(0.1;6) は 1.94 を返します。
2 個の平均値の差の検定の結果の有意確率 (P 値) を返します。
TTEST(Data1; Data2; モード; タイプ)
Data1 は、1 つめのレコードの従属配列またはデータ範囲です。
Data2 は、2 つめのレコードの従属配列またはデータ範囲です。
モード = 1 では片側検定、モード = 2 では両側検定が行われます。
タイプ は検定の方法です。1 は、データ 1 とデータ 2 に対して対応のある場合の平均値の差の検定、2 は等分散を仮定した (通常の) 2 群の平均値の差の検定、3 は等分散でない場合の (welch の方法による) 2 群の平均値の差の検定です。
=TTEST(A1:A50;B1:B50;2;2)
指定した自由度における t 分布の片側確率または両側確率を返します。
TDIST(数値; DegreesFreedom; モード)
数値 は t の値です。
DegreesFreedom は、t 分布の自由度です。
モード = 1 は片側確率を返し、Mode = 2 は両側確率を返します。
=TDIST(12;5;1)
不偏分散を返します。
VAR(Number1; Number2; ...Number30)
Number1, Number2, ... Number30 は、母集団全体に基づいた標本を表す数値のまたは数値範囲です。
=VAR(A1:A50)
不偏分散を返します。文字列データは 0 とみなされます。
VARA(Value1; Value2; ...Value30)
Value1, Value2, ...Value30 は、母集団全体から派生した標本を表す値または範囲です。 テキストは値 0 を持ちます。
=VARA(A1:A50)
分散を返します。
VARP(Number1; Number2; ...Number30)
Number1, Number2, ...Number30 は、母集団全体を表す数値または範囲です。
=VARP(A1:A50)
母集団全体に基づいた分散を計算します。文字列データは 0 とみなされます。
VARPA(Value1; Value2; ...Value30)
Value1,value2,...Value30 は、母集団全体を表す値または範囲です。
=VARPA(A1:A50)
n 個のものから r 個をとる重複順列の総数を返します。
PERMUT(Count1; Count2)
Count1 は、オブジェクトの総数です。
Count2 は、1 つの順列に含まれるオブジェクトの数です。
=PERMUT(6;3) は 120 を返します。6 枚のトランプから 3 枚を抜く場合、120 通りの組み合わせがあります。
n 個のものから r 個をとる重複順列の総数を返します。
PERMUTATIONA(Count1; Count2)
Count1 は、オブジェクトの総数です。
Count2 は、1 つの順列に含まれるオブジェクトの数です。
11 個の要素の中から 2 個の要素を選ぶ場合の重複順列の総数を求めます。
=PERMUTATIONA(11;2) は 121 を返します。
=PERMUTATIONA(6;3) は 216 を返します。例えば 6 枚のトランプから 3 枚のカードを抜き、抜いたカードを元に戻した上で次の 3 枚を引く場合、216 通りの順列があります。
確率変数が指定した下限と上限との間にあるときの確率を返します。上限値 (オプション) を省略すると、確率変数が指定の下限値と等しい場合の値を返します。
PROB(確率変数;確率密度;下限;上限)
データ は、標本データの入力されているセル範囲です。
確率密度 とは、確率変数に対応する確率密度が入力されているセル範囲です。
下限 は、対象となる確率変数の下限です。
上限 (オプション) は、対象となる確率変数の上限です。このパラメータを指定しない場合は、下限の確率変数に対応する確率密度を返します。
=PROB(A1:A50;B1:B50;50;60) は、範囲 A1:A50 内のある値が、50 から 60 の間である確率を返します。範囲 B1:B50 に入力されている密度確率は、範囲 A1:A50 の確率変数に対応しており、合計が 1 である必要があります。
ワイブル分布の分布関数または密度関数の値を返します。
WEIBULL(数値;α;β;関数形式)
数値 は、関数に代入する数値です。
α は、ワイブル分布のシェイプパラメータです。
β は、ワイブル分布のスケールパラメータです。
関数形式 は、関数の種類です。0 を指定すると密度関数、1 を指定すると分布関数の値を返します。
=WEIBULL(2;1;1;1) は 0.86 を返します。