IBM Lotus Symphony
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ハイパーリンクを含める場合、2 つの要素、すなわちハイパーリンクを相対リンクまたは絶対リンクのどちらで設定して保存するか、およびファイルが存在するかどうかという点を考慮する必要があります。
Lotus® Symphony™ で相対ハイパーリンクまたは絶対ハイパーリンクを作成する場合、 [ファイル] - [プリファレンス] - [Symphony] - [読み込みと保存] - [全般] を選択し、URL アドレスの相対保存] フィールドを指定します。相対リンクは、作業中の文書とリンク先が同じドライブ上に存在する場合にのみ可能です。
ご使用のハードディスク上のディレクトリ構成は、インターネットプロバイダによってホストされている Web スペースに存在するものと同じに作成する必要があります。ハードディスク上にあるホームページ用のルートディレクトリを、例えば「homepage」と名付けます。開始ファイルは「index.html」で、絶対パスは「C:¥homepage¥index.html」(Windows オペレーティングシステムの使用を想定) となります。インターネットプロバイダーのサーバーの URL は、「http://www.myprovider.com/mypage/index.html」のようになります。 相対アドレス指定では、リンクは出力文書の位置に相対して示します。例えば、ホームページのすべての画像を、「C:¥homepage¥images」という名前のサブフォルダに配置した場合、画像「picture.gif」にアクセスするには、「images¥picture.gif」というパスを指定する必要があります。これは、「index.html」というファイルの位置から開始される相対パスです。プロバイダーのサーバー上では、画像は「mypage/images」というフォルダに配置します。
「C:¥homepage¥graphics¥picture.gif」などの絶対パスは、プロバイダーのサーバー上では機能しません。サーバーもユーザーのコンピュータも C ドライブを持つ必要がありません。UNIX や MacOS などのオペレーティングシステムはドライブ文字を認識せず、仮に homepage¥graphics というフォルダが存在したとしても、画像にはアクセスできません。ファイルリンクには相対アドレス指定を使用する方が良策です。
「www.sun.com」や「www.myprovider.com/mypage/index.html」などの Web ページへのリンクは絶対リンクです。
Lotus Symphony の応答も、リンクの参照先のファイルが存在するかどうか、およびどこに配置されているかによって異なります。Lotus Symphony は新しいリンクをすべて検査し、ターゲットとプロトコルを自動的に設定します。
以下の規則が適用されます。相対参照 (「graphic/picture.gif」) は、両方のファイルが同じドライブに存在する場合にのみ可能です。ファイルがローカルファイルシステムの別々のドライブに存在する場合、絶対参照は「file:」プロトコル (「file:///data1/xyz/picture.gif」) に従います。ファイルが別々のサーバーにあったり、あるいはリンクのターゲットにアクセスできない場合、絶対参照は「http:」プロトコル (「http://data2/abc/picture.gif」) を使用します。
ホームページのすべてのファイルは、ホームページの開始ファイルと同じドライブに整理するようにしてください。このようにすれば、Lotus Symphony は、サーバー上の参照が常に正しくなるようにプロトコルとターゲットを設定することができます。