spark.globalization.supportClassesCollatorBase CollatorBase は SortingCollator および MatchingCollator クラスの基本クラスです。spark.globalization.supportClasses:GlobalizationBase CollatorBase は SortingCollator および MatchingCollator クラスの基本クラスです。

このクラスは flash.globalization.Collator のラッパークラスです。 したがって、ロケール固有のストリングの比較が flash.globalization.Collator クラスによって提供されます。 ただし、このクラスを基本クラスとして使用することによって、SortingCollator および MatchingCollator クラスを MXML 宣言で使用できます。 これらのクラスでは、要求されたロケール ID 名に locale スタイルが使用され、バインド可能なメソッドおよびプロパティを持ちます。

flash.globalization.Collator クラスでは、フォーマット機能と、ロケール固有データの提供用に、基盤となるオペレーティングシステムを使用します。 一部のオペレーティングシステムでは、flash.globalization クラスがサポートされていません。 これらのシステムでは、ラッパークラスがストリング比較の代替機能を提供します。

flash.globalization.CollatorCollatorBase 指定されたロケールの規則に従ってストリング比較を提供する新しい CollatorBase オブジェクトを作成します。initialModeソートおよび照合という 2 つの使用例の初期照合オプションを設定します。 指定されたロケールの規則に従ってストリング比較を提供する新しい CollatorBase オブジェクトを作成します。

initialMode パラメーターは、ソートおよび照合という 2 つの使用例の初期照合オプションを設定します。 これは次の 2 つのいずれかの値に設定できます。

  • CollatorMode.SORTING:エンドユーザーに表示されるテキストストリングのリストをソートするなどの汎用の言語的なソートを使用するための照合オプションを設定します。 このモードでは、ストリングの比較を行うときに、大文字と小文字の違いやアクセント付き文字など、ロケール固有の違いが考慮されます。
  • CollatorMode.MATCHING:2 つのストリングが等しいかどうかの判断などに使用するための照合オプションを設定します。 このモードでは、ストリングの比較を行うときに、大文字と小文字の違い、アクセント付き文字などが無視されます。

これらの 2 つのモードの使用の詳細および例については、flash.globalization.Collator クラスのマニュアルを参照してください。

このクラスのロケールは locale スタイルによって提供されます。 locale スタイルは、次のいくつかの方法で設定できます。

  • UIComponent の addStyleClient メソッドを呼び出すことによって UIComponent からスタイルを継承する(このオブジェクトのインスタンスをパラメーターとして使用する)。
  • MXML 宣言内でクラスを使用し、宣言を格納するドキュメントから locale スタイルを継承する。
              <fx:Declarations>
                     <s:SortingCollator id="collator" />
              </fx:Declarations>
              
  • MXML 宣言を使用し、代入のリスト内で locale 値を指定する。
              <fx:Declarations>
                  <s:SortingCollator id="collator_german" locale="de-DE" />
              </fx:Declarations>
              
  • setStyle メソッド(collator.setStyle("locale", "de-DE") など)を呼び出す。

上記のいずれかの手法によって locale スタイルが設定されない場合、locale に依存するこのクラスのメソッドは、lastOperationStatus プロパティを spark.globalization.LastOperationStatus.LOCALE_UNDEFINED_ERROR に設定します。

flash.globalization.Collatorspark.globalization.LastOperationStatus
compare 2 つの文字列を比較して、1 番目の文字列が 2 番目の文字列と比べて小さいか、等しいか、大きいかを示す整数値を返します。1 番目の文字列が 2 番目の文字列と比べて小さいか、等しいか、大きいかを示す整数値。
  • 戻り値が負の場合、string1string2 未満か、string2null であることを示します。
  • 戻り値が 0 の場合、string1string2 と等しいことを示します。
  • 戻り値が正の場合、string1string2 より大きいか、string1null であることを示します。
string1最初の比較ストリング。 string22 番目の比較ストリング。
2 つの文字列を比較して、1 番目の文字列が 2 番目の文字列と比べて小さいか、等しいか、大きいかを示す整数値を返します。この比較では、compare メソッドが呼び出されるときに有効になる locale スタイルのソート順ルールを使用します。
CollatorBase()equals()
equals 2 つの文字列を比較して、文字列が等しいかどうかを示すブール値を返します。文字列が等しい(true)か等しくない(false)かを示すブール値。 string1最初の比較ストリング。 string22 番目の比較ストリング。 2 つの文字列を比較して、文字列が等しいかどうかを示すブール値を返します。この比較では、CollatorBase() コンストラクターで指定されたロケール ID のソート順ルールを使用します。 CollatorBase()comparegetAvailableLocaleIDNames このクラスでサポートされているすべてのロケール ID 名のリストが表示されます。このクラスおよびオペレーティングシステムでサポートされているすべてのロケール ID 名を含む文字列のベクトル。 このクラスでサポートされているすべてのロケール ID 名のリストが表示されます。 actualLocaleIDName このクラスオブジェクトで使用される実際のロケール ID の名前。 このクラスオブジェクトで使用される実際のロケール ID の名前。これはフォーマットするデータと機能にオペレーティングシステムからアクセスするために使用されるロケールです。

locale スタイルによって設定されたロケールが使用できない場合、actualLocaleIDName の値は locale スタイルの値とは異なります。 この値は使用中の代替ロケールを示します。 locale スタイルが LocaleID.DEFAULT に設定された場合、ユーザーのオペレーティングシステムによって指定されたロケールの名前が使用されます。

flash.globalization.Collator.actualLocaleIDNameCollatorBase()
ignoreCase このプロパティが true に設定されている場合、同一のストリングおよび大文字と小文字の区別だけが違うストリングが、等しいストリングとして評価されます。 このプロパティが true に設定されている場合、同一のストリングおよび大文字と小文字の区別だけが違うストリングが、等しいストリングとして評価されます。

CollatorBase() コンストラクターの initialMode パラメーターが Collator.MATCHING に設定されるとき、デフォルト値は true です。 CollatorBase() コンストラクターの initialMode パラメーターが Collator.SORTING に設定されるときは false です。

compare()equals()
ignoreCharacterWidth このプロパティが true に設定されている場合、一部の中国語および日本語の文字の全角と半角の形が、等しい形として評価されます。 このプロパティが true に設定されている場合、一部の中国語および日本語の文字の全角と半角の形が、等しい形として評価されます。

中国語と日本語の文字セットの既存の標準との互換性を保つために、Unicode では、一部の文字の全角と半角の両方に対応する文字コードを提供しています。例えば、ignoreCharacterWidth プロパティが true に設定されている場合、compare("Aア", "Aア")true を返します。

ignoreCharacterWidth プロパティが false に設定されている場合、全角文字と半角文字はそれぞれ異なります。

CollatorBase() コンストラクターの initialMode パラメーターが Collator.MATCHING に設定されるとき、デフォルト値は true です。 CollatorBase() コンストラクターの initialMode パラメーターが Collator.SORTING に設定されるときは false です。

compare()equals()
ignoreDiacritics このプロパティが true に設定されている場合、ストリングで使用されている基本文字が同じであれば、アクセントやその他の識別記号の違いがあっても、同じストリングと評価されます。 このプロパティが true に設定されている場合、ストリングで使用されている基本文字が同じであれば、アクセントやその他の識別記号の違いがあっても、同じストリングと評価されます。例えば、ignoreDiacritics プロパティが true に設定されている場合、compare("coté", "côte")true を返します。

ignoreDiacriticsfalse に設定されている場合、アクセントやその他の識別記号の違いがある基本文字は同じとは見なされません。

CollatorBase() コンストラクターの initialMode パラメーターが Collator.MATCHING に設定されるとき、デフォルト値は true です。 CollatorBase() コンストラクターの initialMode パラメーターが Collator.SORTING に設定されるときは false です。

compare()equals()
ignoreKanaType このプロパティが true に設定されている場合、カナ文字の種類のみが異なる文字列は、等しい文字列として扱われます。 このプロパティが true に設定されている場合、カナ文字の種類のみが異なる文字列は、等しい文字列として扱われます。例えば、ignoreKanaType プロパティが true に設定されている場合、compare("カナ", "かな")true を返します。

ignoreKanaTypefalse に設定されている場合、同じ音節のひらがな文字とカタカナ文字とは同じものになりません。

CollatorBase() コンストラクターの initialMode パラメーターが Collator.MATCHING に設定されるとき、デフォルト値は true です。 CollatorBase() コンストラクターの initialMode パラメーターが Collator.SORTING に設定されるときは false です。

compare()equals()
ignoreSymbols このプロパティが true に設定されている場合、スペース、通貨記号、数学記号およびその他の種類の記号などの記号文字はソート時または照合時に無視されます。 このプロパティが true に設定されている場合、スペース、通貨記号、数学記号およびその他の種類の記号などの記号文字はソート時または照合時に無視されます。例えば、「OBrian」、「O'Brian」および「O Brian」などの文字列は、ignoreSymbols プロパティが true に設定されている場合、同じ文字列として扱われます。

CollatorBase() コンストラクターの initialMode パラメーターが Collator.MATCHING に設定されるとき、デフォルト値は true です。 CollatorBase() コンストラクターの initialMode パラメーターが Collator.SORTING に設定されるときは false です。

compare()equals()
lastOperationStatus このクラスオブジェクトが実行した最新の操作のステータス。 このクラスオブジェクトが実行した最新の操作のステータス。コンストラクターまたはこのクラスのメソッドが呼び出されたり、プロパティが設定されたりすると、必ず lastOperationStatus が設定されます。有効な値については、各メソッドの説明を参照してください。 spark.globalization.LastOperationStatusnumericComparison ストリングに埋め込まれた数値の、ストリングの比較時の取扱方法を制御します。<code>false</code> ストリングに埋め込まれた数値の、ストリングの比較時の取扱方法を制御します。

numericComparison プロパティが true に設定されている場合、compare メソッドはストリング中の数字を比較用の数値に変換します。

このプロパティが false に設定されている場合、比較は数字を文字コードとして扱い、指定された locale の文字ソートのルールに従ってソートします。

例えば、このプロパティがロケール ID「en-US」に対して true の場合、ストリング「version1」、「version10」および「version2」は version1 < version2 < version10 の順でソートされます。

このプロパティが「en-US」に対して false の場合、同じストリングが version1 < version10 < version2 の順でソートされます。

compare()equals()
GlobalizationBase これは、日付、時刻、数値および通貨額の言語および地域固有のフォーマット、ストリングの比較および大文字と小文字の変換機能のための flash.globalization クラスを利用する、ラッパークラス用に使用される基本クラスです。mx.styles:AdvancedStyleClient これは、日付、時刻、数値および通貨額の言語および地域固有のフォーマット、ストリングの比較および大文字と小文字の変換機能のための flash.globalization クラスを利用する、ラッパークラス用に使用される基本クラスです。 spark.formatters.CurrencyFormatterspark.formatters.DateTimeFormatterspark.formatters.NumberFormatterspark.globalization.MatchingCollatorspark.globalization.SortingCollatorspark.globalization.StringToolschange 変更イベントは、ロケールスタイルが変更された場合、および、別のプロパティが設定されたことによって、数値のフォーマットが変更されたり、このクラスを通じて使用可能な他の値が更新されたりした場合に、常に生成されます。flash.events.Event.CHANGEflash.events.Event 変更イベントは、locale スタイルが変更された場合、および、別のプロパティが設定されたことによって、数値のフォーマットが変更されたり、このクラスを通じて使用可能な他の値が更新されたりした場合に、常に生成されます。 GlobalizationBase コンストラクターです。 コンストラクターです。 getStyle styleProp actualLocaleIDName このクラスオブジェクトで使用される実際のロケール ID の名前。 このクラスオブジェクトで使用される実際のロケール ID の名前。これはフォーマットするデータと機能にオペレーティングシステムからアクセスするために使用されるロケールです。

locale スタイルによって設定されたロケールが使用できない場合、actualLocaleIDName の値は locale スタイルの値とは異なります。 この値は使用中の代替ロケールを示します。 locale スタイルが LocaleID.DEFAULT に設定された場合、ユーザーのオペレーティングシステムによって指定されたロケールの名前が使用されます。

lastOperationStatus このクラスオブジェクトが実行した最新の操作のステータス。 このクラスオブジェクトが実行した最新の操作のステータス。コンストラクターまたはこのクラスのメソッドが呼び出されたり、プロパティが設定されたりすると、必ず lastOperationStatus が設定されます。有効な値については、各メソッドの説明を参照してください。 flash.globalization.LastOperationStatus