flash.xmlXMLNode XMLNode クラスは、ActionScript 2.0 に存在していて、ActionScript 3.0 で名前が変更された、古い XML オブジェクトを表します。Object XMLNode クラスは、ActionScript 2.0 にあり、ActionScript 3.0 で名前が変更された、古い XML オブジェクトを表します。ActionScript 3.0 では、代わりに E4X(ECMAScript for XML)をサポートする新しいトップレベルの XML クラスおよび関連クラスを使用することをお勧めします。XMLNode クラスがあるのは、後方互換性を維持するためです。 次の例では、XMLDocument クラスおよび XMLNode クラスを使用し、XML ドキュメントを解析してフォーマットします。この例では、外部 XML ファイルをロードするのではなく、トップレベルの XML クラスを使用して、XML ドキュメントを作成し、これを解析します。 package { import flash.display.Sprite; import flash.xml.XMLDocument; import flash.xml.XMLNode; import flash.xml.XMLNodeType; public class XMLDocumentExample extends Sprite { public function XMLDocumentExample() { var result:XMLDocument = new XMLDocument(); result.ignoreWhite = true; result.parseXML(getXMLString()); var books:Array = parseBooks(result.firstChild); trace("books: \n" + books); } private function parseBooks(node:XMLNode):Array { var books:Array = new Array(); var kids:Array = node.childNodes; for each(var item:XMLNode in kids) { parseBook(item, books); } return books; } private function parseBook(node:XMLNode, books:Array):void { var item:Book = new Book(); item.setPublisher(node.attributes.publisher); item.setName(node.attributes.name); books.push(item); } private function getXMLString():String { var list:XML = <books> <book publisher="Addison-Wesley" name="Design Patterns" /> <book publisher="Addison-Wesley" name="The Pragmatic Programmer" /> <book publisher="Addison-Wesley" name="Test Driven Development" /> <book publisher="Addison-Wesley" name="Refactoring to Patterns" /> <book publisher="O'Reilly Media" name="The Cathedral & the Bazaar" /> <book publisher="O'Reilly Media" name="Unit Test Frameworks" /> </books>; return list.toXMLString(); } } } class Book { private var publisher:String; private var name:String; public function setPublisher(publisher:String):void { this.publisher = publisher; } public function setName(name:String):void { this.name = name; } public function toString():String { return "[Book name: " + name + " publisher: " + publisher + "]\n"; } } XMLflash.xml.XMLDocumentXMLNode 新しい XMLNode オブジェクトを作成します。typeuintノードタイプは、XML エレメントの場合は 1、テキストノードの場合は 3 になります。 valueString新しい XMLNode オブジェクトを作成するために解析される XML テキストです。 新しい XMLNode オブジェクトを作成します。XMLNode クラスのメソッドを呼び出す前に、コンストラクターを使用して XMLNode オブジェクトを作成する必要があります。

注意:XML ドキュメントツリーにエレメントとテキストノードを追加するには、createElement() メソッドおよび createTextNode() メソッドを使用します。

XMLDocument.createElement()XMLDocument.createTextNode()
appendChild 指定されたノードを XML オブジェクトの子リストに追加します。nodeflash.xml:XMLNode現在の場所から my_xml オブジェクトの子リストに移動されるノードを表す XMLNode です。 指定されたノードを XML オブジェクトの子リストに追加します。このメソッドは、パラメーター childNode で参照されるノードに対して直接実行されます。ノードのコピーが追加されるわけではありません。追加するノードが別のツリー構造内に既に存在している場合は、ノードを新しい場所に追加すると現在の場所からノードが削除されます。パラメーター childNode が、別の XML ツリー構造内に既に存在しているノードを参照している場合、追加される子ノードは、今までの親ノードから削除された後で新しいツリー構造に置かれます。 cloneNode 指定された XML オブジェクトと同じタイプ、名前、値、および属性を持つ新しい XML ノードを作成し、返します。XMLNode オブジェクトです。 flash.xml:XMLNodedeepBooleanブール値です。true に設定した場合、指定された XML オブジェクトの子のクローンが再帰的に作成されます。 指定された XML オブジェクトと同じタイプ、名前、値、および属性を持つ新しい XML ノードを作成し、返します。deeptrue を設定すると、すべての子ノードのクローンが再帰的に作成されるため、元のオブジェクトのドキュメントツリーが正確に複製されます。

返されるノードのクローンは、クローン作成元のアイテムのツリーとは関連がなくなります。その結果、nextSiblingparentNode、および previousSibling の値はすべて null になります。deep パラメーターが false の場合、または my_xml ノードに子ノードがない場合は、firstChildlastChild も null です。

getNamespaceForPrefix ノードに指定された接頭辞に関連付けられている名前空間 URI を返します。指定された接頭辞に関連付けられている名前空間です。 StringprefixStringこのメソッドが返す名前空間に関連付けられている接頭辞です。 ノードに指定された接頭辞に関連付けられている名前空間 URI を返します。URI を特定するために、getPrefixForNamespace() は XML 階層をノードから上方向に検索し、最初の xmlns 宣言の名前空間 URI を必要に応じて返します。この名前空間 URI は、指定された prefix に関連付けられているものです。

指定された接頭辞に対して定義されている名前空間がない場合は、null 値が返されます。

空のストリング("")を prefix として指定する場合、ノードに対して定義されているデフォルトの名前空間(例えば xmlns="http://www.example.com/")があると、このメソッドはデフォルトの名前空間 URI を返します。

XMLNode.getPrefixForNamespace()XMLNode.namespaceURI
getPrefixForNamespace ノードに指定された名前空間 URI に関連付けられている接頭辞を返します。指定された名前空間に関連付けられている接頭辞です。 StringnsStringこのメソッドが返す接頭辞に関連付けられている名前空間 URI です。 ノードに指定された名前空間 URI に関連付けられている接頭辞を返します。接頭辞を特定するために、getPrefixForNamespace() は XML 階層をノードから上方向に検索し、最初の xmlns 宣言の接頭辞を必要に応じて返します。この接頭辞は、ns に一致する名前空間 URI に関連付けられているものです。

その URI に対応する xmlns 宣言がない場合、null が返されます。その URI に対応する xmlns 宣言があり、その宣言に関連付けられている接頭辞がない場合は、空のストリング("")が返されます。

XMLNode.getNamespaceForPrefix()XMLNode.namespaceURI
hasChildNodes 指定された XMLNode オブジェクトに子ノードがあるかどうかを示します。指定された XMLNode オブジェクトに子ノードがある場合は true を、それ以外の場合は false を返します。 Boolean 指定された XMLNode オブジェクトに子ノードがあるかどうかを示します。このプロパティは、指定された XMLNode オブジェクトに子ノードがある場合は true で、それ以外の場合は false です。 insertBefore XML オブジェクトの子リスト内の beforeNode ノードの前に新しい子ノードを挿入します。nodeflash.xml:XMLNode挿入される XMLNode オブジェクトです。 beforeflash.xml:XMLNodechildNode の挿入位置の直前の XMLNode オブジェクトです。 XML オブジェクトの子リスト内の beforeNode ノードの前に新しい子ノードを挿入します。beforeNode パラメーターが undefined または null の場合、ノードは appendChild() メソッドを使用して追加されます。beforeNodemy_xml の子でない場合、挿入は失敗します。 XMLNode.cloneNode()removeNode 指定された XML オブジェクトをその親から削除します。 指定された XML オブジェクトをその親から削除します。また、ノードのすべての子孫も削除します。 toString 指定された XMLNode オブジェクトを評価し、ノード、子、および属性を含む XML 構造体のテキスト表現を作成し、結果をストリングとして返します。XMLNode オブジェクトを表すストリングです。 String 指定された XMLNode オブジェクトを評価し、ノード、子、および属性を含む XML 構造体のテキスト表現を作成し、結果をストリングとして返します。

トップレベルの XMLDocument オブジェクト(コンストラクターで作成されたオブジェクト)の場合は、XMLDocument.toString() メソッドがドキュメントの XML 宣言(保存場所は XMLDocument.xmlDecl プロパティ)を出力し、その後にドキュメントの DOCTYPE 宣言(保存場所は XMLDocument.docTypeDecl プロパティ)、さらにオブジェクト内のすべての XML ノードのテキスト表現と続きます。XML 宣言は、XMLDocument.xmlDecl プロパティが null の場合は出力されません。DOCTYPE 宣言は、XMLDocument.docTypeDecl プロパティが null の場合は出力されません。

XMLDocument.docTypeDeclXMLDocument.xmlDecl
firstChild 指定された XMLDocument オブジェクトを評価し、親ノードの子リスト内の最初の子を参照します。flash.xml:XMLNode 指定された XMLDocument オブジェクトを評価し、親ノードの子リスト内の最初の子を参照します。このプロパティは、ノードに子がないときは null です。ノードがテキストノードの場合、このプロパティは undefined です。これは読み取り専用プロパティなので、子ノードの操作には使用できません。子ノードを操作するには、appendChild() メソッド、insertBefore() メソッド、および removeNode() メソッドを使用します。 XMLNode.appendChild()XMLNode.insertBefore()XMLNode.removeNode()lastChild ノードの子リスト内の最後の子を参照する XMLNode 値です。flash.xml:XMLNode ノードの子リスト内の最後の子を参照する XMLNode 値です。XMLNode.lastChild プロパティは、ノードに子がないときは null です。このプロパティは子ノードの操作には使用できません。子ノードを操作するには、appendChild() メソッド、insertBefore() メソッド、および removeNode() メソッドを使用します。 XMLNode.appendChild()XMLNode.insertBefore()XMLNode.removeNode()nextSibling 親ノードの子リスト内の次の子ノードを参照する XMLNode 値です。flash.xml:XMLNode 親ノードの子リスト内の次の子ノードを参照する XMLNode 値です。子リストに次のノードがない場合、このプロパティは null になります。このプロパティは子ノードの操作には使用できません。子ノードを操作するには、appendChild() メソッド、insertBefore() メソッド、および removeNode() メソッドを使用します。 XMLNode.firstChildXMLNode.appendChild()XMLNode.insertBefore()XMLNode.removeNode()nodeName XMLNode オブジェクトのノード名を表すストリングです。String XMLNode オブジェクトのノード名を表すストリングです。XMLNode オブジェクトが XML エレメントである場合(nodeType == 1)、nodeName は XML ファイル内のノードを表すタグの名前です。例えば、TITLEnodeName(HTML TITLE タグ)です。XMLNode オブジェクトがテキストノードである(nodeType == 3)場合、nodeName は null です。 XMLNode.nodeTypenodeType nodeType 定数値です。XML エレメントの場合は XMLNodeType.ELEMENT_NODE、テキストノードの場合は XMLNodeType.TEXT_NODE になります。uint nodeType の定数値。XML エレメントの場合は XMLNodeType.ELEMENT_NODE、テキストノードの場合は XMLNodeType.TEXT_NODE になります。

nodeType は、W3C DOM レベル 1 勧告(http://www.w3.org/TR/1998/REC-DOM-Level-1-19981001/level-one-core.html)の NodeType の一覧に記載されている数値です。次の表は、これらの数値の一覧です。

4CDATA_SECTION_NODE整数値定義されている定数1ELEMENT_NODE3TEXT_NODE5ENTITY_REFERENCE_NODE7PROCESSING_INSTRUCTION_NODE9DOCUMENT_NODE11DOCUMENT_FRAGMENT_NODE

Flash Player に組み込まれている XMLNode クラスがサポートするのは、XMLNodeType.ELEMENT_NODEXMLNodeType.TEXT_NODE だけです。

XMLNodeType.TEXT_NODEXMLNodeType.ELEMENT_NODE
nodeValue XMLDocument オブジェクトのノード値です。String XMLDocument オブジェクトのノード値です。XMLDocument オブジェクトがテキストノードである場合、nodeType は 3 であり、nodeValue はノードのテキストです。XMLDocument オブジェクトが XML エレメントである(nodeType が 1)場合、nodeValuenull で、読み取り専用です。 XMLNode.nodeTypeparentNode 指定された XML オブジェクトの親ノードを参照する XMLNode 値です。ノードに親がない場合は null を返します。flash.xml:XMLNode 指定された XML オブジェクトの親ノードを参照する XMLNode 値。ノードに親がない場合は null を返します。これは読み取り専用プロパティなので、子ノードの操作には使用できません。子ノードを操作するには、appendChild() メソッド、insertBefore() メソッド、および removeNode() メソッドを使用します。 XMLNode.appendChild()XMLNode.insertBefore()XMLNode.removeNode()previousSibling 親ノードの子リスト内の前の子ノードを参照する XMLNode 値です。flash.xml:XMLNode 親ノードの子リスト内の前の子ノードを参照する XMLNode 値です。ノードに前の子ノードがない場合は、null を返します。このプロパティは子ノードの操作には使用できません。子ノードを操作するには、appendChild() メソッド、insertBefore() メソッド、および removeNode() メソッドを使用します。 XMLNode.lastChildXMLNode.appendChild()XMLNode.insertBefore()XMLNode.removeNode()attributes 指定された XMLNode インスタンスのすべての属性を含むオブジェクトです。Object 指定された XMLNode インスタンスのすべての属性を含むオブジェクトです。XMLNode 属性オブジェクトには、XMLNode インスタンスの各属性に対して 1 つずつ変数があります。この変数はオブジェクトの一部として定義されているので、通常はオブジェクトのプロパティとして参照されます。各属性の値は、対応するプロパティにストリングとして保存されます。例えば、color という名前の属性がある場合、次のコードで示すように、color をプロパティ名として指定して、その属性の値を取得することができます。
	 var myColor:String = doc.firstChild.attributes.color
	 
childNodes 指定された XMLNode オブジェクトの子の配列です。Array 指定された XMLNode オブジェクトの子の配列です。配列内の各エレメントは、子ノードを表す XMLNode オブジェクトへの参照です。これは読み取り専用プロパティであり、子ノードの操作には使用できません。 子ノードを操作するには、appendChild()insertBefore()removeNode() の各メソッドを使用してください。

テキストノード(nodeType == 3)の場合、このプロパティは undefined になります。

XMLNode.nodeTypeXMLNode.appendChild()XMLNode.insertBefore()XMLNode.removeNode()
localName XML ノード名のローカル名部分です。String XML ノード名のローカル名部分です。名前空間の接頭辞を除いたエレメント名です。例えば、ノード <contact:mailbox/>bob@example.com</contact:mailbox> には、ローカル名 "mailbox" と接頭辞 "contact" があり、この 2 つで完全なエレメント名 "contact.mailbox" が構成されます。

名前空間の接頭辞には、XML ノードオブジェクトの prefix プロパティによってアクセスできます。nodeName プロパティは、接頭辞とローカル名を含む完全な名前を返します。

namespaceURI XML ノードに接頭辞が付いている場合、namespaceURI はその接頭辞(URI)の xmlns 宣言の値となります。これは通常、名前空間 URI と呼ばれます。StringXML ノードの接頭辞が解決される名前空間の URI です。 XML ノードに接頭辞が付いている場合、namespaceURI はその接頭辞(URI)の xmlns 宣言の値となります。これは通常、名前空間 URI と呼ばれます。xmlns 宣言は、現在のノードか、XML 階層でそれより上位のノードにあります。

XML ノードに接頭辞が付いていない場合、namespaceURI プロパティの値は、定義済みのデフォルトの名前空間(例えば xmlns="http://www.example.com/")があるかどうかによって異なります。デフォルト名前空間がある場合、namespaceURI プロパティの値はデフォルトの名前空間の値です。デフォルトの名前空間がない場合、そのノードの namespaceURI プロパティは空のストリング("")です。

getNamespaceForPrefix() メソッドを使用すると、特定の接頭辞に関連付けられている名前空間を特定できます。namespaceURI プロパティは、ノード名に関連付けられている接頭辞を返します。

getNamespaceForPrefix()getPrefixForNamespace()
prefix XML ノード名の接頭辞部分です。String XML ノード名の接頭辞部分です。例えば、ノード <contact:mailbox/>bob@example.com</contact:mailbox> には、ローカル名 "mailbox" と接頭辞 "contact" があり、この 2 つで完全なエレメント名 "contact.mailbox" が構成されます。

XML ノードオブジェクトの nodeName プロパティは、接頭辞とローカル名を含む完全な名前を返します。エレメント名のローカル名部分には、localName プロパティ経由でアクセスできます。

XMLNodeType XMLNodeType クラスには、XMLNode.nodeType で使用する定数があります。Object XMLNodeType クラスには、XMLNode.nodeType で使用する定数があります。値は、W3C DOM レベル 1 勧告(http://www.w3.org/TR/1998/REC-DOM-Level-1-19981001/level-one-core.html)の NodeType の一覧に定義されています。 XMLNode.nodeTypeELEMENT_NODE ノードがエレメントであることを指定します。1uint ノードがエレメントであることを指定します。この定数は、XMLNode.nodeType で使用します。値は、W3C DOM レベル 1 勧告(http://www.w3.org/TR/1998/REC-DOM-Level-1-19981001/level-one-core.html)の NodeType の一覧に定義されています。 XMLNode.nodeTypeTEXT_NODE ノードがテキストノードであることを指定します。3uint ノードがテキストノードであることを指定します。この定数は、XMLNode.nodeType で使用します。値は、W3C DOM レベル 1 勧告(http://www.w3.org/TR/1998/REC-DOM-Level-1-19981001/level-one-core.html)の NodeType の一覧に定義されています。 XMLNode.nodeTypeXMLDocument XMLDocument クラスは、ActionScript 2.0 に存在していた古い XML オブジェクトを表します。flash.xml:XMLNode XMLDocument クラスは、ActionScript 2.0 にあった古い XML オブジェクトを表します。ActionScript 3.0 で新しい XML クラスと名前が競合しないように、ActionScript 3.0 では名前が XMLDocument に変更されています。ActionScript 3.0 では、E4X(ECMAScript for XML)をサポートしている新しい XML クラスおよび関連クラスを使用することをお勧めします。

XMLDocument クラスと、XMLNode および XMLNodeType があるのは、後方互換性を維持するためです。XML ドキュメントをロードする機能は、現在では URLLoader クラスにあります。

次の例では、XMLDocument クラスおよび XMLNode クラスを使用し、XML ドキュメントを解析してフォーマットします。この例では、外部 XML ファイルをロードするのではなく、トップレベルの XML クラスを使用して、XML ドキュメントを作成し、これを解析します。 package { import flash.display.Sprite; import flash.xml.XMLDocument; import flash.xml.XMLNode; import flash.xml.XMLNodeType; public class XMLDocumentExample extends Sprite { public function XMLDocumentExample() { var result:XMLDocument = new XMLDocument(); result.ignoreWhite = true; result.parseXML(getXMLString()); var books:Array = parseBooks(result.firstChild); trace("books: \n" + books); } private function parseBooks(node:XMLNode):Array { var books:Array = new Array(); var kids:Array = node.childNodes; for each(var item:XMLNode in kids) { parseBook(item, books); } return books; } private function parseBook(node:XMLNode, books:Array):void { var item:Book = new Book(); item.setPublisher(node.attributes.publisher); item.setName(node.attributes.name); books.push(item); } private function getXMLString():String { var list:XML = <books> <book publisher="Addison-Wesley" name="Design Patterns" /> <book publisher="Addison-Wesley" name="The Pragmatic Programmer" /> <book publisher="Addison-Wesley" name="Test Driven Development" /> <book publisher="Addison-Wesley" name="Refactoring to Patterns" /> <book publisher="O'Reilly Media" name="The Cathedral & the Bazaar" /> <book publisher="O'Reilly Media" name="Unit Test Frameworks" /> </books>; return list.toXMLString(); } } } class Book { private var publisher:String; private var name:String; public function setPublisher(publisher:String):void { this.publisher = publisher; } public function setName(name:String):void { this.name = name; } public function toString():String { return "[Book name: " + name + " publisher: " + publisher + "]\n"; } }
flash.net.URLLoaderXML クラスXMLDocument 新しい XMLDocument オブジェクトを作成します。sourceStringnull新しい XMLDocument オブジェクトを作成するために解析される XML テキストです。 新しい XMLDocument オブジェクトを作成します。XMLDocument クラスのメソッドを呼び出す前に、コンストラクターを使用して XMLDocument オブジェクトを作成する必要があります。

注意:XML ドキュメントツリーにエレメントとテキストノードを追加するには、createElement() メソッドおよび createTextNode() メソッドを使用します。

XMLDocument.createElement()XMLDocument.createTextNode()
createElement パラメーターで指定された名前を持つ新しい XMLNode オブジェクトを作成します。XMLNode オブジェクトです。 flash.xml:XMLNodenameString作成する XMLDocument エレメントのタグ名です。 パラメーターで指定された名前を持つ新しい XMLNode オブジェクトを作成します。初期状態では、新しいノードには、親、子、および兄弟はありません。このメソッドは、エレメントとして新しく作成された XMLNode オブジェクトへの参照を返します。このメソッドと XMLDocument.createTextNode() メソッドは、XMLDocument オブジェクトのノードを作成するためのコンストラクターメソッドです。 XMLDocument.createTextNode()createTextNode 指定されたテキストを持つ新しい XML テキストノードを作成します。XMLNode オブジェクトです。 flash.xml:XMLNodetextString新しいテキストノードを作成するためのテキストです。 指定されたテキストを持つ新しい XML テキストノードを作成します。初期状態では、新しいノードには親がありません。また、テキストノードは、子または兄弟を持つことができません。このメソッドは、新しいテキストノードを表す XMLDocument オブジェクトへの参照を返します。このメソッドと XMLDocument.createElement() メソッドは、XMLDocument オブジェクトのノードを作成するためのコンストラクターメソッドです。 XMLDocument.createElement()parseXML value パラメーターで指定された XML テキストを解析し、指定された XMLDocument オブジェクトに XML ツリーを設定します。sourceString解析され、指定した XMLDocument オブジェクトに渡される XML テキストです。 value パラメーターで指定された XML テキストを解析し、指定された XMLDocument オブジェクトに XML ツリーを設定します。XMLDocument オブジェクト内の既存のツリーはすべて破棄されます。 toString XML オブジェクトのストリング表現を返します。XML オブジェクトのストリング表現です。 String XML オブジェクトのストリング表現を返します。 docTypeDecl XML ドキュメントの DOCTYPE 宣言についての情報を指定します。nullObject XML ドキュメントの DOCTYPE 宣言についての情報を指定します。XML テキストが解析され XMLDocument オブジェクトになると、XMLDocument オブジェクトの XMLDocument.docTypeDecl プロパティはその XML ドキュメントの DOCTYPE 宣言(例えば <!DOCTYPE greeting SYSTEM "hello.dtd"> など)のテキストに設定されます。 このプロパティは、XMLNode オブジェクトでなく DOCTYPE 宣言のストリング表現を使用して設定されます。

古い ActionScript の XML パーサーは、妥当性検証用パーサーではありません。DOCTYPE 宣言はパーサーにより読み取られ、XMLDocument.docTypeDecl プロパティに格納されますが、DTD の妥当性検査は行われません。

解析中に DOCTYPE 宣言が見つからなかった場合、XMLDocument.docTypeDecl プロパティは null に設定されます。XML.toString() メソッドは、XML.docTypeDecl の内容を、XML.xmlDecl に保存されている XML 宣言のすぐ後、XML オブジェクト内の他のテキストよりも前に出力します。XMLDocument.docTypeDecl が null である場合、DOCTYPE 宣言は出力されません。

idMap id 属性が割り当てられた XML のノードを含むオブジェクトです。unknownObject id 属性が割り当てられた XML のノードを含むオブジェクトです。ノードを格納する各オブジェクトのプロパティの名前は id 属性の値に一致します。

例えば、次のような XMLDocument オブジェクトを検討します。

<employee id='41'> <name> John Doe </name> <address> 601 Townsend St. </address> </employee> <employee id='42'> <name> Jane Q. Public </name> </employee> <department id="IT"> Information Technology </department>

この例では、この XMLDocument オブジェクトの idMap プロパティは、4142 および IT という 3 つのプロパティを持つオブジェクトです。これらのプロパティはそれぞれ対応する id 値を持つ XMLNode です。例えば、IT プロパティ(idMap オブジェクトのプロパティ)は次のノードになります。

<department id="IT"> Information Technology </department>

XMLDocument オブジェクトの parseXML() メソッドを使用して、idMap プロパティをインスタンス化する必要があります。

同じ id 値を持つ XMLNode が複数ある場合は、idNode オブジェクトの対応するプロパティは、解析された最後のノードのプロパティです。次に実際の使用例を示します。

var x1:XML = new XMLDocument("<a id='1'><b id='2' /><c id='1' /></a>"); x2 = new XMLDocument(); x2.parseXML(x1); trace(x2.idMap['1']); これによって、<c> ノードが出力されます。 <c id='1' />
ignoreWhite true を設定すると、空白のみを含むテキストノードは解析処理中に破棄されます。falseBoolean true を設定すると、空白のみを含むテキストノードは解析処理中に破棄されます。先頭または末尾に空白があるテキストノードは影響を受けません。デフォルト設定は、false です。

次のコードに示すように、XMLDocument オブジェクトごとに ignoreWhite プロパティを設定できます。

my_xml.ignoreWhite = true;
xmlDecl ドキュメントの XML 宣言についての情報を指定するストリングです。nullObject ドキュメントの XML 宣言についての情報を指定するストリングです。XML ドキュメントが XMLDocument オブジェクトに解析された後、このプロパティはドキュメントの XML 宣言のテキストに設定されます。このプロパティは、XMLNode オブジェクトでなく XML 宣言のストリング表現を使用して設定されます。解析中に XML 宣言が見つからなかった場合、プロパティは null に設定されます。XMLDocument.toString() メソッドは、XML オブジェクト内の他のテキストの前に、XML.xmlDecl プロパティの内容を出力します。XML.xmlDecl プロパティに null が含まれている場合、XML 宣言は出力されません。