flash.htmlHTMLSWFCapability HTMLSWFCapability クラスには、HTMLLoader オブジェクトの swfCapability プロパティで使用できる値が含まれます。Object HTMLSWFCapability クラスには、HTMLLoader オブジェクトの swfCapability プロパティで使用できる値が含まれます。また、SWF コンテンツのロードが失敗したときに送出される ErrorEvent オブジェクトの errorID プロパティの値を定義します。 HTMLLoader.swfCapabilityERROR_INSTALLED_PLAYER_NOT_FOUND Adobe Flash Player が検出されません。3221int Adobe Flash Player が検出されません。HTMLLoader オブジェクトで PDF のコンテンツを表示することはできません。 ERROR_INSTALLED_PLAYER_TOO_OLD Adobe Flash Player が検出されましたが、バージョンが古すぎます。3222int Adobe Flash Player が検出されましたが、バージョンが古すぎます。HTMLLoader オブジェクトは SWF のコンテンツを表示できません。 STATUS_OK 適切なバージョンの Adobe Flash Player が検出されたので、HTMLLoader オブジェクトに SWF のコンテンツをロードできます。0int 適切なバージョンの Adobe Flash Player が検出されたので、HTMLLoader オブジェクトに SWF のコンテンツをロードできます。 HTMLHistoryItem HTMLHistoryItem オブジェクトは、HTMLLoader オブジェクトの移動履歴内の位置を記述します。Object HTMLHistoryItem オブジェクトは、HTMLLoader オブジェクトの移動履歴内の位置を記述します。 HTMLLoaderHTMLWindowCreateOptionsisPost HTML ページに POST データが含まれているかどうかを示します。Boolean HTML ページに POST データが含まれているかどうかを示します。 originalUrl リダイレクトされる前の、HTML ページの元の URL です。String リダイレクトされる前の、HTML ページの元の URL です。 title HTML ページのタイトルです。String HTML ページのタイトルです。 url HTML ページの URL です。String HTML ページの URL です。 HTMLHost HTMLHost オブジェクトは HTML ページの window オブジェクトで各種プロパティの設定または各種メソッドの呼び出しを行うことにより制御可能なユーザーインターフェイスエレメントに対する HTMLLoader オブジェクトの動作を定義します。Object HTMLHost オブジェクトは HTML ページの window オブジェクトで各種プロパティの設定または各種メソッドの呼び出しを行うことにより制御可能なユーザーインターフェイスエレメントに対する HTMLLoader オブジェクトの動作を制御します。そのメソッドとプロパティは次のとおりです。
  • window.blur()
  • window.focus()
  • window.moveBy()
  • window.moveTo()
  • window.location
  • window.close()
  • window.open()
  • window.resizeBy()
  • window.resizeTo()
  • window.status
  • window.document.title

HTMLHost クラスのメソッドを使用して、window の各設定を変更することができます。このクラスを使用するには、HTMLHost クラスを継承して動作を定義するメソッドをオーバーライドする新しいクラス(サブクラス)を作成します。HTMLHost クラスのメソッドは、JavaScript のプロパティおよびメソッドを次のように処理します。

JavaScript のプロパティまたはメソッドHTMLHost メソッドwindow.blur()windowBlur()window.focus()windowFocuswindow.locationupdateLocationwindow.close()windowClosewindow.open()createWindowwindow.statusupdateStatuswindow.document.titleupdateTitle

window.moveBy()window.moveTo()window.resizeBy() および window.resizeTo() の各メソッドの変更に応答するには、HTMLHost のサブクラスで set windowRect() メソッドをオーバーライドします。

各 HTMLHost オブジェクトに関連付けることができるのは、1 つの HTMLLoader オブジェクトまでです。この関連付けは、HTMLHost インスタンスを HTMLLoader オブジェクトの htmlHost プロパティに割り当てることにより確立されます。null を HTMLLoader オブジェクトの htmlHost プロパティに割り当てるまたは HTMLHost オブジェクトを別の HTMLLoader オブジェクトの htmlHost プロパティとして設定すると、HTMLHost は最初の HTMLLoader オブジェクトから削除されます。

次のコードは、HTMLHost のサブクラスとして CustomHost を定義します。CustomHost クラスのメソッドは、HTMLHost クラス内の継承されたメソッドをオーバーライドし、HTMLLoader ページ内の JavaScript コード が各種プロパティを設定するとき、または window オブジェクトの各種メソッドを呼び出すときに実行するアクションを定義します。 package { import flash.html.HTMLHost; import flash.html.HTMLLoader; import flash.display.NativeWindow; import flash.display.NativeWindowInitOptions; import flash.display.StageScaleMode; import flash.geom.Rectangle; import flash.text.TextField; public class CustomHost extends HTMLHost { import flash.html.*; public var statusField:TextField; public function CustomHost(defaultBehaviors:Boolean=true) { super(defaultBehaviors); } override public function windowClose():void { htmlLoader.stage.window.close(); } override public function createWindow(windowCreateOptions:HTMLWindowCreateOptions):HTMLLoader { var initOptions:NativeWindowInitOptions = new NativeWindowInitOptions(); var window:NativeWindow = new NativeWindow(initOptions); window.visible = true; var htmlLoader2:HTMLLoader = new HTMLLoader(); htmlLoader2.width = window.width; htmlLoader2.height = window.height; window.stage.scaleMode = StageScaleMode.NO_SCALE; window.stage.addChild(htmlLoader2); return htmlLoader2; } override public function updateLocation(locationURL:String):void { trace(locationURL); } override public function set windowRect(value:Rectangle):void { htmlLoader.stage.nativeWindow.bounds = value; } override public function updateStatus(status:String):void { statusField.text = status; } override public function updateTitle(title:String):void { htmlLoader.stage.nativeWindow.title = title + "- Example Application"; } override public function windowBlur():void { htmlLoader.alpha = 0.5; } override public function windowFocus():void { htmlLoader.alpha = 1; } } } 次のクラスを作成します。このクラスは、statusBar という名前の TextField オブジェクトだけでなく、HTMLLoader オブジェクトもステージに追加します。 HTMLLoader オブジェクトは、CustomHost オブジェクトを自身の htmlHost プロパティとして定義します。 package { import flash.display.Sprite; public class SimpleHTMLBox extends Sprite { import flash.html.HTMLHost; import flash.html.HTMLLoader; import flash.text.TextField; import flash.net.URLRequest; import CustomHost; private var host:CustomHost; private var statusField:TextField; private var html:HTMLLoader; public function SimpleHTMLBox() { html = new HTMLLoader(); var url:String = "Test.html"; var urlReq:URLRequest = new URLRequest(url); html.load(urlReq); host = new CustomHost(); html.htmlHost = host; statusField = new TextField(); host.statusField = statusField; configureUI(); } private function configureUI():void { html.width = 400; html.height = 200; statusField.width = 400; statusField.height = 24; statusField.border = true; statusField.y = 200; addChild(html); addChild(statusField); } } }

このクラスで定義されるオブジェクトをメインウィンドウのステージに追加する AIR アプリケーションを構築します。

アプリケーションリソースディレクトリ (アプリケーション記述ファイルが格納されているディレクトリ) に Test.html という名前の HTML ページを作成し、次のコンテンツを追加します。

<html> <head> <title>Test</title> </head> <body> <a href="#" onclick="window.open('Test.html')">window.open('Test.html')</a> <br/><a href="#" onclick="window.document.location = 'www.adobe.com'">window.document.location = 'www.adobe.com'</a> <br/><a href="#" onclick="window.moveBy(6, 12)">moveBy(6, 12)</a> <br/><a href="#" onclick="window.close()">window.close()</a> <br/><a href="#" onclick="window.blur()">window.blur()</a> <br/><a href="#" onclick="window.focus()">window.focus()</a> <br/><a href="#" onclick="window.status = new Date().toString()">window.status = new Date().toString()</a> </body> </html>

アプリケーションのテストが実行されると、HTML ページ内にあるユーザーインターフェイス関連の JavaScript 設定は、CustomHost クラスによって処理されます。

HTMLLoaderHTMLWindowCreateOptionsHTMLHost HTMLHost オブジェクトを作成します。defaultBehaviorsBooleantrueルートコンテンツの動作をデフォルトで設定するかどうかを指定します。 HTMLHost オブジェクトを作成します。 createWindow HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.open() メソッドを呼び出すときに、呼び出される関数です。新しい HTML ページを格納する HTMLLoader オブジェクトです。通常、このメソッドにより新しい HTMLLoader オブジェクトを作成し、新しい NativeWindow オブジェクトのステージに追加した後、返します。 flash.html:HTMLLoaderwindowCreateOptionsflash.html:HTMLWindowCreateOptionsfeatures パラメーター(window.open() の呼び出しに使用されるパラメーター)として渡されるストリング内のプロパティを含むオブジェクトです。 HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.open() メソッドを呼び出すときに、呼び出される関数です。

デフォルトでは、HTMLLoader の HTML ページ内の window.open() の JavaScript 呼び出しでは、実行時に新しい NativeWindow オブジェクトは開きません。実行時に、HTMLHost クラスのサブクラスでオーバーライドする createWindow メソッド内で NativeWindow オブジェクトを作成して、新しい NativeWindow オブジェクトを開くことができます。

updateLocation HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.location プロパティを設定するときに、呼び出される関数です。locationURLStringlocation プロパティ(HTMLLoader オブジェクトの window プロパティのプロパティ)に設定される値です。 HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.location プロパティを設定するときに、呼び出される関数です。 updateStatus HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.status プロパティを設定するときに、呼び出される関数です。statusStringstatus プロパティ(HTMLLoader オブジェクトの window プロパティのプロパティ)に設定される値です。 HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.status プロパティを設定するときに、呼び出される関数です。 updateTitle HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.document.title プロパティを設定するとき、または DOM か新しいページのロードにより title エレメントが変更されるときに、呼び出される関数です。titleStringHTMLLoader オブジェクトの window.document.title プロパティに設定される値です。 HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.document.title プロパティを設定するときまたは DOM か新しいページのロードにより title エレメントが変更されるときに、呼び出される関数です。 windowBlur HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.blur() メソッドを呼び出すときに、呼び出される関数です。 HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.blur() メソッドを呼び出すときに、呼び出される関数です。 windowClose HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.close() メソッドを呼び出すときに、呼び出される関数です。 HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.close() メソッドを呼び出すときに、呼び出される関数です。

デフォルトでは、HTMLLoader オブジェクトの HTML ページ内の window.close() の JavaScript 呼び出しを実行すると、HTMLLoader オブジェクトが格納されているウィンドウが閉じます。

windowFocus HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.focus() メソッドを呼び出すときに、呼び出される関数です。 HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが window.focus() メソッドを呼び出すときに、呼び出される関数です。 htmlLoader この HostControl オブジェクトが適用される HTMLLoader オブジェクトです。flash.html:HTMLLoader この HostControl オブジェクトが適用される HTMLLoader オブジェクトです。その HTMLLoader オブジェクトの htmlHost プロパティは、この HostControl オブジェクトに設定されます。 HTMLLoader.htmlHostwindowRect HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが、window.moveBy()、window.moveTo()、window.resizeBy() または window.resizeTo() の各メソッドの呼び出しを行うときに変更されるプロパティです。flash.geom:Rectangle HTMLLoader オブジェクト内の JavaScript コードが、window.moveBy()window.moveTo()window.resizeBy() または window.resizeTo() の各メソッドの呼び出しを行うときに変更されるプロパティです。

HTMLHost のサブクラスで set windowRect() メソッドをオーバーライドし、必要に応じて新しいウィンドウの境界を処理します。

HTMLPDFCapability HTMLPDFCapability クラスには、HTMLLoader オブジェクトの pdfCapability プロパティで使用できる値が含まれます。Object HTMLPDFCapability クラスには、HTMLLoader オブジェクトの pdfCapability プロパティで使用できる値が含まれます。また、PDF コンテンツのロードが失敗したときに送出される ErrorEvent オブジェクトの errorID プロパティの値を定義します。 HTMLLoader.pdfCapabilityERROR_CANNOT_LOAD_READER Adobe Reader または Acrobat アプリケーション、またはそのアプリケーションに必要なライブラリをロードしようとしたときに、OS からエラーが返されました。3204int Adobe Reader または Acrobat アプリケーション、またはそのアプリケーションに必要なライブラリをロードしようとしたときに、OS からエラーが返されました。

注意:これは、HTMLLoader.pdfCapability から返されたエラーではありませんが、HTMLLoader オブジェクトが PDF コンテンツをロードしようとしてオペレーティングシステムからエラーが返された場合に送出される ErrorEvent オブジェクトの errorID プロパティとして送信されます。ここでは、構成が検証されるだけでライブラリのロードは試行されないので、HTMLLoader.pdfCapability からは、多くの場合、PDFCapability.STATUS_OK が返されます。

ERROR_INSTALLED_READER_NOT_FOUND Adobe Reader が検出されません。3201int Adobe Reader が検出されません。HTMLLoader オブジェクトで PDF のコンテンツを表示することはできません。 ERROR_INSTALLED_READER_TOO_OLD Adobe Reader が検出されましたが、バージョンが古すぎます。3202int Adobe Reader が検出されましたが、バージョンが古すぎます。HTMLLoader オブジェクトで PDF のコンテンツを表示することはできません。 ERROR_PREFERRED_READER_TOO_OLD 適切なバージョン(8.1 以降)の Adobe Reader または Acrobat が検出されましたが、PDF のコンテンツを扱うように設定されている Adobe Reader は Adobe Reader または Acrobat 8.1 より古いバージョンです。3203int 適切なバージョン(8.1 以降)の Adobe Reader または Acrobat が検出されましたが、PDF のコンテンツを扱うように設定されている Adobe Reader は Adobe Reader または Acrobat 8.1 より古いバージョンです。HTMLLoader オブジェクトで PDF のコンテンツを表示することはできません。
HTMLLoader HTMLLoader クラスは、HTML コンテンツのコンテナである表示オブジェクトのタイプを定義します。flash.display:Sprite HTMLLoader クラスは、HTML コンテンツのコンテナである表示オブジェクトのタイプを定義します。

AIR プロファイルのサポート:この機能はすべてのデスクトップオペレーティングシステムでサポートされますが、モバイルデバイスまたはテレビ用 AIR デバイスではサポートされません。HTMLLoader.isSupported プロパティを使用して、サポートされているかどうかを実行時にテストすることができます。複数のプロファイル間での API サポートについて詳しくは、AIR プロファイルのサポートを参照してください。

HTMLLoader のデフォルトサイズは 0 x 0 ピクセルです。width プロパティおよび height プロパティを設定して、HTMLLoader オブジェクトを表示させます。

HTMLLoader オブジェクトの最大サイズは、高さ 4,096 ピクセル、幅 4,096 ピクセルです。HTMLLoader オブジェクトの width または height が 4,095 を超える数値に設定されると、HTMLLoader オブジェクトは ArgumentError 例外をスローします(AIR 2 よりも前では、HTMLLoader オブジェクトの最大サイズは 2,880 ピクセルでした)。

注意:透明ウィンドウに表示する場合、HTML ページに埋め込まれる SWF ファイルは、wmode(ウィンドウモード) に transparent または opaque のいずれかを設定して埋め込む必要があります。wmode のデフォルト値は window です。したがって、値を指定しないと、SWF コンテンツは表示されない場合があります。Windows および Linux では、wmodewindow または opaque に設定されている場合、SWF コンテンツは常にコンテンツの最前面に表示されます。PDF コンテンツは、使用する wmode 設定に関わらず、透明ウィンドウには表示できません。

次のコードは HTMLLoader オブジェクトの初期化、その幅と高さの設定、URL http://www.adobe.com のロード、オブジェクトの表示リストへの追加を行います。 package { import flash.display.Sprite; import flash.html.HTMLLoader; import flash.net.URLRequest; public class HTMLLoaderExample extends Sprite { public function HTMLLoaderExample() { var html:HTMLLoader = new HTMLLoader(); var urlReq:URLRequest = new URLRequest("http://www.adobe.com/"); html.width = stage.stageWidth; html.height = stage.stageHeight; html.load(urlReq); addChild(html); } } }
htmlDOMInitialize ロード操作に対する応答で HTML DOM が作成されたことを通知します。flash.events.Event.HTML_DOM_INITIALIZEflash.events.Event ロード操作に対する応答で HTML DOM が作成されたことを通知します。このイベントの送出中に、HTMLLoader オブジェクトの load() メソッドおよび loadString() メソッドが例外をスローします。HTMLLoader オブジェクトにロードされる URL を制御する HTMLLoader オブジェクトの window プロパティからアクセスできる JavaScript オブジェクトの任意のプロパティおよびメソッドは、このイベントの送出中に設定された(または呼び出された)場合、例外をスローします。例えば、window.location を HTMLLoader オブジェクトの window プロパティを使用して設定すると、JavaScript 例外が発生します。 loadString()load()uncaughtScriptException HTMLLoader オブジェクトで不明な JavaScript 例外が発生したことを通知します。flash.events.HTMLUncaughtScriptExceptionEvent.UNCAUGHT_SCRIPT_EXCEPTIONflash.events.HTMLUncaughtScriptExceptionEvent HTMLLoader オブジェクトで不明な JavaScript 例外が発生したことを通知します。イベントハンドラーでは、任意のメソッドの呼び出しおよび HTMLLoader オブジェクトの任意のプロパティへのアクセスが可能です。イベントはキャンセルすることができ、AIR Debug Launcher 実行時のデフォルトビヘイビアーは JavaScript スタックをトレース出力に送信することです。 loadString()load()scroll scrollH プロパティまたは scrollV プロパティが HTMLLoader オブジェクトによって変更されたことを通知します。flash.events.Event.SCROLLflash.events.Event scrollH プロパティまたは scrollV プロパティが HTMLLoader オブジェクトによって変更されたことを通知します。このイベントは、HTMLLoader オブジェクトで実行中の JavaScript が scrollTo() メソッド(window オブジェクト)を呼び出し、目的の場所がまだ表示されないときに、HTMLLoader オブジェクトによって送出されます。ActionScript コードで scrollH プロパティまたは scrollV プロパティが変更された場合、イベントは送出されません。イベントハンドラーでは、任意のメソッドの呼び出しおよび HTMLLoader オブジェクトの任意のプロパティへのアクセスが可能です。

このイベントのイベントハンドラーを使用して scrollH プロパティおよび scrollV プロパティを確認し、HTMLLoader オブジェクトに関連付けられたすべてのスクロールバーを更新する必要があります。

HTMLLoader オブジェクトは、ロード処理が開始された後であれば、complete イベントを送出した後でも、このイベントを随時送出できます。

htmlBoundsChange HTMLLoader オブジェクトの contentWidth プロパティと contentHeight プロパティの一方または両方が変更されたことを通知します。flash.events.Event.HTML_BOUNDS_CHANGEflash.events.Event HTMLLoader オブジェクトの contentWidth プロパティと contentHeight プロパティの一方または両方が変更されたことを通知します。これは、例えば新しいイメージまたはその他のコンテンツをロードした結果である可能性があります。イベントハンドラーでは、任意のメソッドの呼び出しおよび HTMLLoader オブジェクトの任意のプロパティへのアクセスが可能です。

HTMLLoader オブジェクトは、ロード処理が開始された後であれば、complete イベントを送出した後でも、このイベントを随時送出できます。

contentWidthcontentHeight
locationChange HTMLLoader オブジェクトの location プロパティが変更されたことを通知します。flash.events.LocationChangeEvent.LOCATION_CHANGEflash.events.LocationChangeEventHTMLLoader オブジェクトの location プロパティが変更されたことを通知します。 HTMLLoader オブジェクトの location プロパティが変更されたことを通知します。このイベントのイベントハンドラーでは、任意のメソッドの呼び出しおよび HTMLLoader オブジェクトの任意のプロパティへのアクセスが可能です。

AIR 名前空間 2.7 以降を使用するアプリケーションでは、タイプ LocationChangeEvent の locationChange イベントが HTMLLoader によって送出されます。AIR の以前のバージョンでは、送出されたイベントオブジェクトは Event クラスのインスタンスです。

loadString()load()
locationChange HTMLLoader オブジェクトの location プロパティが変更されたことを通知します。flash.events.Event.LOCATION_CHANGEflash.events.EventHTMLLoader オブジェクトの location プロパティが変更されたことを通知します。 HTMLLoader オブジェクトの location プロパティが変更されたことを通知します。このイベントのイベントハンドラーでは、任意のメソッドの呼び出しおよび HTMLLoader オブジェクトの任意のプロパティへのアクセスが可能です。

2.7 より前の AIR 名前空間を使用するアプリケーションでは、タイプ Event の locationChange イベントが HTMLLoader によって送出されます。AIR 2.7 以降では、イベントオブジェクトは LocationChangeEvent クラスのインスタンスです。このクラスでは、新しいページの URL に設定される追加の location プロパティが用意されています。

loadString()load()
locationChanging HTMLLoader オブジェクトの location プロパティが変更されることを通知します。flash.events.LocationChangeEvent.LOCATION_CHANGINGflash.events.LocationChangeEventHTMLLoader オブジェクトの location プロパティが変更されることを通知します。 HTMLLoader オブジェクトの location プロパティが変更されることを通知します。

locationChanging イベントが送出されるのは、ユーザーがリンクをクリックするなどのユーザー操作によって、またはクライアント側のリダイレクトなどの HTMLLoader 内部で実行するコードによって、location の変更が開始されたときのみです。デフォルトで、新しい場所はこの HTMLLoader オブジェクトに表示されます。デフォルトの動作をキャンセルするには、イベントオブジェクトの preventDefault() メソッドを呼び出します。例えば、イベントオブジェクトの location プロパティに基づいて、システムブラウザーのページを開くには、flash.net.navigateToURL() 関数を使用します.

次のメソッドを呼び出すときには、locationChanging() イベントは送出されません。

  • load()
  • loadString()
  • reload()
  • historyBack()
  • historyForward()
  • historyGo()

また、navigateInSystemBrowser プロパティが true で、目的のページをシステムブラウザーで開く場合、HTMLLoader の location が変更されないので、このイベントは送出されません。

次のコードは HTMLLoader オブジェクトの初期化、その幅と高さの設定、URL http://www.adobe.com のロード、オブジェクトの表示リストへの追加を行います。ユーザー(またはページ上の JavaScript)が、先頭部分がベース URL でない URL に移動しようとすると、その移動は阻止されます。 package{ import flash.display.Sprite; import flash.html.HTMLLoader; import flash.net.URLRequest; public class LocationChanging extends Sprite { var htmlLoader:HTMLLoader = new HTMLLoader(); public function LocationChanging() { htmlLoader.width = stage.stageWidth; htmlLoader.height = stage.stageHeight; htmlLoader.addEventListener( LocationChangeEvent.LOCATION_CHANGING, onLocationChanging ); htmlLoader.load( new URLRequest( "http://www.adobe.com" ) ); this.addChild( htmlLoader ); } private function onLocationChanging( event:LocationChangeEvent ):void { trace( "Location changing: " + event.location ); if ( event.location.indexOf( "http://www.adobe.com" ) < 0 ) { event.preventDefault(); } } } }
htmlRender HTMLLoader オブジェクト内のコンテンツのレンダリングが最新の状態であることを通知します。flash.events.Event.HTML_RENDERflash.events.Event HTMLLoader オブジェクト内のコンテンツのレンダリングが最新の状態であることを通知します。このイベントは、HTML コンテンツのレンダリングが変更されるたびに、頻繁に送出することができます。例えば、ユーザーがリンクをクリックして新しいコンテンツが表示されるとき、ページ内の JavaScript が HTML をレンダリングするときなどに、このイベントが送出されます。イベントリスナーでは、任意のメソッドの呼び出しおよび HTMLLoader オブジェクトの任意のプロパティへのアクセスが可能です。

このイベントのハンドラーを使用して HTMLLoader オブジェクトの contentWidth プロパティおよび contentHeight プロパティを確認し、HTMLLoader オブジェクトに関連付けられたすべてのスクロールバーを更新する必要があります。

HTMLLoader オブジェクトは、ロード処理が開始された後であれば、complete イベントを送出した後でも、このイベントを随時送出できます。

complete loadString または load メソッドによって要求された最後のロード処理が完了したことを通知します。flash.events.Event.COMPLETEflash.events.Event loadString または load メソッドによって要求された最後のロード処理が完了したことを通知します。このイベントは、(JavaScript の load イベントが HTMLLoader オブジェクトの HTML DOM で発行された後)に送出されます。このイベントは必ず非同期で送出されます。このイベントのイベントハンドラーでは、任意のメソッドの呼び出しおよび HTMLLoader オブジェクトの任意のプロパティへのアクセスが可能です。 loadString()load()HTMLLoader HTMLLoader オブジェクトを作成します。 HTMLLoader オブジェクトを作成します。 cancelLoad 進行中のロード操作をすべてキャンセルします。 進行中のロード操作をすべてキャンセルします。 createRootWindow HTMLLoader オブジェクトを格納する新しい NativeWindow オブジェクトを作成します。新しい NativeWindow オブジェクトのステージにある新しい HTMLLoader オブジェクトです。 flash.html:HTMLLoadervisibleBooleantrueウィンドウを表示させるかどうかを指定します。 windowInitOptionsflash.display:NativeWindowInitOptionsnullウィンドウの初期化オプションを指定します。null の場合は、デフォルトの NativeWindowInitOptions 値が使用されます。 scrollBarsVisibleBooleantrueウィンドウにスクロールバーを表示するかどうかを指定します。 boundsflash.geom:Rectanglenullnull 以外の場合は、ウィンドウの境界を指定します。xywidth または height のいずれかが NaN である場合、それに対応するウィンドウのサイズにはデフォルト値が使用されます。 HTMLLoader オブジェクトを格納する新しい NativeWindow オブジェクトを作成します。このメソッドによって返された HTMLLoader オブジェクトを使用して、HTML コンテンツをロードします。

デフォルトでは(このメソッドの呼び出し時にパラメーターを設定しなかった場合)、新しいウィンドウには標準のシステムクロムが使用され、コンテンツの ScrollBar コントロールが含まれます。新しいウィンドウのプロパティを変更するには、パラメーターを設定します。

ウィンドウにコンテンツを読み込み、スタイルシートを適用すると、グラフィックに関して重大ではない問題が発生する場合があります。このような不具合が表示されるのを防ぐには、visible パラメーターを false に設定します。ウィンドウがコンテンツを読み込んでレイアウトすると、window.nativeWindow.visible プロパティを true に設定するか、window.nativeWindow.activate() メソッドを呼び出して、そのコンテンツを表示します。

getHistoryAt 指定の位置で履歴エントリを返します。指定の位置にある履歴エントリの URLRequest オブジェクトです。 flash.html:HTMLHistoryItempositionuint履歴リスト内の位置です。 指定の位置で履歴エントリを返します。 historyPositionhistoryBack 可能であれば、ブラウザーの履歴内を後方に戻ります。 可能であれば、ブラウザーの履歴内を後方に戻ります。

HTMLLoader オブジェクトのこのメソッドを呼び出すと、該当する HTML ページの JavaScript で、back() メソッド(window.history プロパティのメソッド)を呼び出した場合と同じ結果が得られます。

この関数はエラーをスローしません。

historyPosition
historyForward 可能であれば、ブラウザーの履歴内を前方に進みます。 可能であれば、ブラウザーの履歴内を前方に進みます。

HTMLLoader オブジェクトのこのメソッドを呼び出すと、該当する HTML ページの JavaScript で、forward() メソッド(window.history プロパティのメソッド)を呼び出した場合と同じ結果が得られます。

この関数はエラーをスローしません。

historyPosition
historyGo ブラウザーの履歴内を指定のステップ数だけ移動します。stepsint履歴リストの中を前方(正数)または後方(負数)に移動するステップ数です。 ブラウザーの履歴内を指定のステップ数だけ移動します。正数の場合は前方、負数の場合は後方に移動します。0 の場合は、強制的にリロードされます。

このメソッドを実行すると、HTML ページの JavaScript で go() メソッド(window.history プロパティのメソッド)を呼び出した場合と同じ結果が得られます。

この関数はエラーをスローしません。

historyPosition
loadString HTML ストリングに含まれている HTML コンテンツと共に、HTMLLoader オブジェクトをロードします。htmlContentStringHTMLLoader オブジェクトにロードする HTML コンテンツを含むストリングです。 HTML ストリングに含まれている HTML コンテンツと共に、HTMLLoader オブジェクトをロードします。ストリングに含まれる HTML のレンダリングが完了すると、complete イベントが送出されます。complete イベントは必ず非同期で送出されます。

このメソッドの呼び出しを実行すると、このメソッドまたは load() メソッドにより開始された保留中のロード処理が、暗黙的にすべてキャンセルされます。以前のロード処理に対する complete イベントは、発行されません。

ストリングで指定された HTML に外部リソースへの参照が設定されていない場合、このメソッドは HTML を同期的にレンダリングします。ただし、complete イベントは非同期で送出されます。この関数の呼び出しの直後に、このクラスの loaded プロパティが true である場合、htmlContent パラメーターで指定された HTML コンテンツが同期的にレンダリングされたことを意味します。

complete イベントが発行されない場合もあります。これは、HTMLLoader オブジェクトにロードされた HTML コンテンツが完全にダウンロードされなかった場合に起こります。これは、コンテンツの生成を無限に繰り返す CGI スクリプトの URL への参照が、HTML コンテンツに設定されている場合に起こることがあります。

loadString() メソッドを使用してロードされるコンテンツは、placeLoadStringContentInApplicationSandbox プロパティが true に設定されている場合のみ、アプリケーションセキュリティサンドボックスの中に置かれます。

placeLoadStringContentInApplicationSandbox
load urlRequestToLoad パラメーターによって指定されたサイトからのデータと共に、HTMLLoader オブジェクトをロードします。urlRequestToLoadflash.net:URLRequestロードする URL に関する情報が格納された URLRequest オブジェクトです。ロードする URL に加え、URLRequest オブジェクトには、HTTP 形式の submission メソッド(GET または POST)、リクエストに基づいて送信されるすべてのデータおよびリクエストヘッダーを定義するプロパティが格納されています。 urlRequestToLoad パラメーターによって指定されたサイトからのデータと共に、HTMLLoader オブジェクトをロードします。このメソッドの呼び出しを実行すると、loaded プロパティの初期値は false に設定されます。このメソッドにより、必ず非同期的に完了する処理が開始されます。

このメソッドの呼び出しを実行すると、このメソッドまたは loadString() メソッドにより開始された保留中のロード処理が、暗黙的にすべてキャンセルされます。以前のロード処理に対する complete イベントは、発行されません。

complete イベントが発行されない場合もあります。これは、HTMLLoader オブジェクトにロードされた HTML コンテンツが完全にダウンロードされなかった場合に起こります。これは、コンテンツの生成を無限に繰り返す CGI スクリプトの URL への参照が、HTML コンテンツに設定されている場合に起こることがあります。

flash.net.URLRequest
reload 現在の location からページをリロードします。 現在の location からページをリロードします。 authenticate このオブジェクトから発行された HTTP リクエストに対して認証リクエストを処理する(true)か、しない(false)かを指定します。Booleaninitialized from URLRequestDefaults.authenticate このオブジェクトから発行された HTTP リクエストに対して認証リクエストを処理する(true)か、しない(false)かを指定します。false の場合、認証チャレンジは HTTP エラーを返します。 flash.net.URLRequest.authenticateflash.net.URLRequestDefaults.authenticatecacheResponse このオブジェクトから発行された HTTP リクエストに対する正常な応答データをキャッシュするかどうかを指定します。Booleaninitialized from URLRequestDefaults.cacheResponse このオブジェクトから発行された HTTP リクエストに対する正常な応答データをキャッシュするかどうかを指定します。true に設定された場合、HTMLLoader オブジェクトはオペレーティングシステムの HTTP キャッシュを使用します。 flash.net.URLRequestDefaults.cacheResponsecontentHeight HTML コンテンツの高さです(ピクセル単位)。Number HTML コンテンツの高さです(ピクセル単位)。このプロパティは HTMLLoader オブジェクトのサイズの変更に合わせて変更できます。例えば、HTML ページは HTMLLoader オブジェクトの高さ全体を使用する場合が多く、HTMLLoader オブジェクトの高さを変更すると contentHeight プロパティも変更されます。 contentWidth HTML コンテンツの幅です(ピクセル単位)。Number HTML コンテンツの幅です(ピクセル単位)。このプロパティは HTMLLoader オブジェクトのサイズの変更に合わせて変更できます。例えば、HTML ページは HTMLLoader オブジェクトの幅全体を使用することが多く、HTMLLoader オブジェクトの幅を変えると contentWidth プロパティも変更される場合があります。 hasFocusableContent HTMLLoader オブジェクト内のコンテンツがフォーカス可能であるかどうかを示します。Boolean HTMLLoader オブジェクト内のコンテンツがフォーカス可能であるかどうかを示します。 height レンダリング中の HTML キャンバスの矩形の高さを指定します。Number レンダリング中の HTML キャンバスの矩形の高さを指定します。このプロパティ値は、HTMLLoader 表示オブジェクトの高さです(ピクセル単位)。height の最大値は 4,095 ピクセルです。このプロパティを変更すると、HTMLLoader オブジェクトによって HTML ドキュメントの再レンダリングが実行されます。このプロパティの変更に応答して、htmlBoundsChanged イベントが送出されることがあります。

HTMLLoader オブジェクトの width プロパティまたは height プロパティを設定すると、オブジェクトの境界は変更されますが、(他の種類の表示オブジェクトと同様に)コンテンツは拡大または縮小されません。

historyLength 後方と前方のエントリを含む、履歴リスト全体の長さです。uint 後方と前方のエントリを含む、履歴リスト全体の長さです。このプロパティの値は、HTML ページの JavaScript プロパティ window.history.length の値と同じです。 historyPositionhistoryPosition 履歴リストでの現在の位置です。uint 履歴リストでの現在の位置です。履歴リストは、HTML ページの window.history オブジェクトに対応しています。現在の位置未満のエントリは "後方" リスト、現在の位置を超えるエントリは "前方" リストです。最後の位置を超える位置を設定しようとすると、最後の位置に設定されます。 getHistoryAt()historyBack()historyGo()historyForward()historyLengthhtmlHost ユーザーインターフェイスにある、HTMLLoader オブジェクトの window.document.title プロパティなどの特定のエレメントの変更を扱う HTMLHost オブジェクトです。flash.html:HTMLHostユーザーインターフェイスにある、HTMLLoader オブジェクトの window.document.title プロパティなどの特定のエレメントの変更を扱う HTMLHost オブジェクトです。 ユーザーインターフェイスにある、HTMLLoader オブジェクトの window.document.title プロパティなどの特定のエレメントの変更を扱う HTMLHost オブジェクトです。 HTMLLoader オブジェクトのデフォルトの動作をオーバーライドするには、HTMLHost クラスのサブクラスを作成し、HTML コンテンツで様々なユーザーインターフェイスの変更を処理できるようにそのメンバ関数をオーバーライドします。 HTMLHost クラスidleTimeout このオブジェクトによって発行された HTTP 要求のタイムアウト値(ミリ秒)を指定します。Numberinitialized from URLRequestDefaults.idleTimeout このオブジェクトによって発行された HTTP 要求のタイムアウト値(ミリ秒)を指定します。

アイドルタイムアウトとは、接続が確立された後、要求が廃棄されるまでの間、クライアントがサーバーからの応答を待機する時間です。

URLRequestDefaults.idleTimeout
isSupported クライアントシステムで HTMLLoader クラスがサポートされているかどうかを示します。Boolean クライアントシステムで HTMLLoader クラスがサポートされているかどうかを示します。 loaded 以前の load() または loadString() メソッドの呼び出しに対応する JavaScript の load イベントが、HTMLLoader オブジェクトの HTML DOM に発行されたかどうかを示します。Boolean 以前の load() または loadString() メソッドの呼び出しに対応する JavaScript の load イベントが、HTMLLoader オブジェクトの HTML DOM に発行されたかどうかを示します。このプロパティが true であるのは、complete イベントが送出されていない場合です。このプロパティが true にならない場合もあります。complete イベントが送出されない場合も、同様の結果になります。 location HTMLLoader オブジェクトにロードされたコンテンツの URL です。String HTMLLoader オブジェクトにロードされたコンテンツの URL です。 manageCookies このオブジェクトのクッキーの管理に HTTP プロトコルスタックを使用するかどうかを指定します。Booleaninitialized from URLRequestDefaults.manageCookies このオブジェクトのクッキーの管理に HTTP プロトコルスタックを使用するかどうかを指定します。true の場合、クッキーが要求に追加され、応答クッキーが記憶されます。false の場合、クッキーはリクエストに追加されず、応答クッキーは記憶されません。 flash.net.URLRequest.manageCookiesflash.net.URLRequestDefaults.manageCookiesnavigateInSystemBrowser HTML コンテンツのルートフレームの移動(ユーザーがリンクをクリックするとき、window.location プロパティが設定されるとき、window.open() を呼び出すときなど)が、HTMLLoader オブジェクトでの移動(false)になるのか、デフォルトシステム Web ブラウザーでの移動(true)になるのかを指定します。Booleanfalse HTML コンテンツのルートフレームの移動が、HTMLLoader オブジェクトでの移動(false)になるのかデフォルトシステム Web ブラウザーでの移動(true)になるのかを示します。 HTML コンテンツのルートフレームの移動(ユーザーがリンクをクリックするとき、window.location プロパティが設定されるとき、window.open() を呼び出すときなど)が、HTMLLoader オブジェクトでの移動(false)になるのか、デフォルトシステム Web ブラウザーでの移動(true)になるのかを示します。すべての移動を(HTMLLoader オブジェクト内ではなく)システム Web ブラウザー内で発生させる場合は、このプロパティを true に設定します。 paintsDefaultBackground HTMLLoader ドキュメントの背景を不透明白色にする(true)か、しない(false)かを指定します。BooleanHTMLLoader ドキュメントの背景を不透明白色にする(true)か、しない(false)かを指定します。 HTMLLoader ドキュメントの背景を不透明白色にする(true)か、しない(false)かを指定します。このプロパティを false に設定すると、HTMLLoader オブジェクトの HTML の背景には、表示オブジェクトコンテナと表示オブジェクトコンテナの透明度(alpha 値)が使用されます。ただし、HTML ドキュメントの body エレメントまたはその他のエレメントに不透明背景色が設定されている場合は(例えば style="background-color:gray" と指定されている場合など)、レンダリングされた HTML の該当部分には、指定の不透明背景色が使用されます。 pdfCapability ユーザーのシステムに対する PDF サポートのタイプです。整数のコード値で定義します。int ユーザーのシステムに対する PDF サポートのタイプです。整数のコード値で定義します。このプロパティが PDFCapability.STATUS_OK である場合にのみ、HTMLLoader オブジェクトで PDF のコンテンツを表示できます。PDFCapability クラスでは、pdfCapability プロパティの値として使用できる次の定数を定義します。 PDFCapability の定数説明STATUS_OK適切なバージョン(8.1 以降)の Acrobat または Adobe Reader が検出されたので、HTMLLoader オブジェクトに PDF のコンテンツをロードできます。

注意: バージョン 7.x 以降の Acrobat または Adobe Reader が実行されている Windows システムでは、HTMLLoader オブジェクトへの PDF のロードをサポートしているさらに高いバージョンの Acrobat または Adobe Reader がインストールされていても、実際に実行されているバージョンが使用されます。この場合、pdfCapability プロパティの値が PDFCapability.STATUS_OK であれば、AIR アプリケーションで PDF のコンテンツをロードしようとすると、古いバージョンの Acrobat または Adobe Reader では警告が表示されます(AIR ランタイムではエラーメッセージが表示されません)。ユーザーがこの状況に遭遇する可能性がある場合は、該当アプリケーションの実行時に Acrobat または Adobe Reader を閉じるように指示することを検討します。適切な時間内に PDF のコンテンツがロードされない場合に、この指示を表示することを検討してください。

ERROR_INSTALLED_READER_NOT_FOUNDAcrobat または Adobe Reader が検出されません。HTMLLoader オブジェクトで PDF のコンテンツを表示することはできません。ERROR_INSTALLED_READER_TOO_OLDAcrobat または Adobe Reader が検出されましたが、バージョンが古すぎます。HTMLLoader オブジェクトで PDF のコンテンツを表示することはできません。ERROR_PREFERED_READER_TOO_OLD適切なバージョン(8.1 以降)の Acrobat または Adobe Reader が検出されましたが、PDF のコンテンツを扱うように設定されている Acrobat または Adobe Reader は 8.1 より古いバージョンです。HTMLLoader オブジェクトで PDF のコンテンツを表示することはできません。
HTMLPDFCapability class
placeLoadStringContentInApplicationSandbox loadString() メソッドを使用してロードされたコンテンツが、アプリケーションサンドボックスに置かれる(true の場合)か、アプリケーションサンドボックス以外に置かれる(false の場合)かを指定します。Booleanfalse loadString() メソッドを使用してロードされるコンテンツが、アプリケーションサンドボックスに置かれる(true の場合)か、アプリケーションサンドボックス以外に置かれる(false の場合)かを指定します。

このプロパティが false に設定された場合、loadString() メソッドを使用してロードされたコンテンツは、次の特性を持つアプリケーションサンドボックス以外の場所に置かれます。

  • ネットワークからコンテンツをロードするためのアクセス権があります(ただし、ファイルシステムからはロードできません)。
  • XMLHttpRequest を使用してデータをロードすることはできません。
  • window.location プロパティが "about:blank" に設定されます。
  • コンテンツは、window.runtime プロパティにアクセスできません(他のアプリケーションサンドボックス以外のコンテンツと同じです)。

このプロパティが true に設定された場合、loadString() メソッドを使用してロードされたコンテンツは、アプリケーションサンドボックスに置かれ、window.runtime プロパティとすべての AIR API へのアクセス権が与えられます。loadString() メソッドへの呼び出しで使用されるストリングのソースデータが信頼できることを確認してください。このプロパティが true に設定されていると、HTML ストリングのコードステートメントは完全なアプリケーション権限で実行されます。このプロパティは、ストリング内に有害なコードが含まれていないことが確実になった場合にのみ true に設定してください。

AIR 1.0 または AIR 1.1 の SDK でコンパイルされたアプリケーションでは、loadString() メソッドを通じてロードされたコンテンツは、アプリケーションサンドボックス内に配置されます。

loadString()
runtimeApplicationDomain HTML ページ内の JavaScript の window.runtime オブジェクトで使用するアプリケーションドメインです。flash.system:ApplicationDomainApplicationDomain オブジェクトが呼び出し元のセキュリティドメインからのものではない場合。 SecurityErrorSecurityErrorHTML ページ内の JavaScript の window.runtime オブジェクトで使用するアプリケーションドメインです。 HTML ページ内の JavaScript の window.runtime オブジェクトで使用するアプリケーションドメインです。

null の場合または HTMLLoader オブジェクトを含む SWF コンテンツと同じセキュリティドメインからのものではない HTML コンテンツの場合、HTML ページではドメインとしてデフォルトのアプリケーションドメインが使用されます。

flash.system.ApplicationDomainflash.system.SecurityDomain
scrollH HTMLLoader オブジェクト内の HTML コンテンツの水平スクロール位置です。Number HTMLLoader オブジェクト内の HTML コンテンツの水平スクロール位置です。 scrollV HTMLLoader オブジェクト内の HTML コンテンツの垂直スクロール位置です。Number HTMLLoader オブジェクト内の HTML コンテンツの垂直スクロール位置です。 swfCapability ユーザーのシステムに対する SWF サポートのタイプです。整数のコード値で定義します。int ユーザーのシステムに対する SWF サポートのタイプです。整数のコード値で定義します。このプロパティが HTMLSWFCapability.STATUS_OK である場合にのみ、HTMLLoader オブジェクトで SWF のコンテンツを表示できます。HTMLSWFCapability クラスでは、swfCapability プロパティの値として使用できる次の定数を定義します。 HTMLSWFCapability constant説明STATUS_OK適切なバージョンの Adobe Flash Player が検出されたので、HTMLLoader オブジェクトに SWF のコンテンツをロードできます。ERROR_INSTALLED_PLAYER_NOT_FOUNDAdobe Flash Player が検出されません。HTMLLoader オブジェクトは SWF のコンテンツを表示できません。ERROR_INSTALLED_PLAYER_TOO_OLDAdobe Flash Player が検出されましたが、バージョンが古すぎます。HTMLLoader オブジェクトは SWF のコンテンツを表示できません。 HTMLSWFCapability クラスtextEncodingFallback HTML ページで文字エンコーディングが指定されていない場合に HTMLLoader コンテンツで使用される文字エンコーディングです。String HTML ページで文字エンコーディングが指定されていない場合に HTMLLoader コンテンツで使用される文字エンコーディングです。HTML ページでは、文字エンコーディングは meta タグを使用して次のように指定されます。 <meta http-equiv="content-type" content="text/html" charset="ISO-8859-1">

値は、有効な文字セット の IANA リストで定義されています。

HTML ページ、textEncodingFallback プロパティ、または textEncodingOverride プロパティによってエンコーディングが指定された場合、HTML コンテンツは ISO-8859-1 エンコーディングを使用します。

textEncodingOverride
textEncodingOverride HTML ページの設定をオーバーライドする場合に HTMLLoader コンテンツで使用される文字エンコーディングです。String HTML ページの設定をオーバーライドする場合に HTMLLoader コンテンツで使用される文字エンコーディングです。HTML ページでは、文字エンコーディングは meta タグを使用して次のように指定されます。 <meta http-equiv="content-type" content="text/html" charset="ISO-8859-1">

この設定により、textEncodingFallback プロパティ内のすべての設定もオーバーライドされます。

値は、有効な文字セット の IANA リストで定義されています。

指定のエンコーディングを使って AIR が HTML コンテンツを更新するように HTML コンテンツがロードされた後で、textEncodingOverride プロパティを設定します。HTMLLoader が新しいページに移動した後、新しいページで指定のエンコーディングを使用する場合はもう一度プロパティを設定する必要があります。

HTML ページ、textEncodingFallback プロパティ、または textEncodingOverride プロパティによってエンコーディングが指定された場合、HTML コンテンツは ISO-8859-1 エンコーディングを使用します。

textEncodingOverride プロパティを null に設定すると、デフォルトビヘイビアーが復元されます。

textEncodingFallback
useCache このオブジェクトから発行された HTTP リクエストがデータを取得する前に、ローカルキャッシュを調べるかどうかを指定します。Booleaninitialized from URLRequestDefaults.useCache このオブジェクトから発行された HTTP リクエストがデータを取得する前に、ローカルキャッシュを調べるかどうかを指定します。 flash.net.URLRequest.useCacheflash.net.URLRequestDefaults.useCacheuserAgent この HTMLLoader オブジェクトからの今後のコンテンツ要求に使用するユーザーエージェントストリングです。String この HTMLLoader オブジェクトからの今後のコンテンツ要求に使用するユーザーエージェントストリングです。

ユーザーエージェントストリングを設定するには、HTMLLoader オブジェクトの userAgent プロパティを load() メソッドの呼び出しの前に設定します。userAgent プロパティ(load() メソッドに渡される URLRequest のプロパティ)は使用されません

アプリケーションドメインですべての HTMLLoader オブジェクトが使用するデフォルトのユーザーエージェントストリングを設定するには、静的な URLRequestDefaults.userAgent プロパティを設定します。HTMLLoader オブジェクトの userAgent プロパティに値が設定されていない場合(値が null である場合)、ユーザーエージェントストリングは静的な URLRequestDefaults.userAgent プロパティの値に設定されます。

HTMLLoader の userAgent プロパティにも、URLRequestDefaults.userAgent にも値が設定されていない場合は、デフォルト値がユーザーエージェントストリングとして使用されます。このデフォルト値は、次の例に示すように、実行時のオペレーティングシステム(Mac OS、Linux、または Windows など)、実行時の言語および実行時のバージョンによって異なります。

  • "Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X; en) AppleWebKit/526.9+ (KHTML, like Gecko) AdobeAIR/1.5"
  • "Mozilla/5.0 (Windows; U; en) AppleWebKit/526.9+ (KHTML, like Gecko) AdobeAIR/1.5"
  • "Mozilla/5.0 (X11; U; Linux i686; en-US) AppleWebKit/526.9+ (KHTML, like Gecko) AdobeAIR/1.5"
flash.net.URLRequest.userAgentflash.net.URLRequestDefaults.userAgent
width レンダリング中の HTML キャンバスの矩形の幅を指定します。Number レンダリング中の HTML キャンバスの矩形の幅を指定します。これは、HTMLLoader 表示オブジェクトの幅です(ピクセル単位)。width の最大値は 4,095 ピクセルです。このプロパティを変更すると、HTMLLoader オブジェクトによって HTML ドキュメントの再レンダリングが実行されます。このプロパティの変更に応答して、htmlBoundsChange イベントが送出されることがあります。HTMLLoader オブジェクトの width プロパティおよび height プロパティを設定すると、オブジェクトの境界は変更されますが、(他の種類の表示オブジェクトと同様に)コンテンツは拡大または縮小されません。 window HTML コントロールにロードされたコンテンツのグローバル JavaScript オブジェクトです。Object HTML コントロールにロードされたコンテンツのグローバル JavaScript オブジェクトです。
HTMLWindowCreateOptions このクラスは、HTMLLoader オブジェクトで実行される JavaScript が、window.open() メソッドを呼び出して新しい HTML ウィンドウを作成するときに指定できるオプションを定義します。Object このクラスは HTMLLoader オブジェクトで実行される JavaScript が、window.open() メソッドを呼び出して新しい HTML ウィンドウを作成するときに指定できるオプションを定義します。

このクラスは、features パラメーター(JavaScript で window.open() メソッドに渡される)のオプションに対応するプロパティおよびメソッドを定義します。

例えば、(HTMLLoader オブジェクトの) HTML ドキュメント内の JavaScript には、window.open() の次の呼び出しが含まれることがあります。この呼び出しでは、features パラメーター(3 番目のパラメーター)により、多数のオプションがリストされます。

window.open("http://www.adobe.com", "AdobeWindow", "scrollbars=1,menubar=1,location=0,status=0")

HTMLWindowCreateOptions クラスは、HTMLHost クラスのサブクラスで createWindow() メソッドをオーバーライドするときに使用します。HTMLLoader オブジェクトは、windowCreateOptions パラメーター(HTMLHost オブジェクトの createWindow() メソッドのパラメーター)として HTMLWindowCreateOptions オブジェクトを渡します。

HTMLHost#createWindow()fullscreen ウィンドウをフルスクリーンにするかどうかを指定します。falseBoolean ウィンドウをフルスクリーンにするかどうかを指定します。このプロパティが true に設定されるのは、features ストリング(window.open() メソッドの JavaScript 呼び出しで使用されるストリング)に「fullscreen」「fullscreen=1」または「fullscreen=y」が含まれる場合です。 height 新しいウィンドウの高さの初期値を指定します。NaNNumber 新しいウィンドウの高さの初期値を指定します。これは、height の値(features ストリング)に設定されます。このストリングは、window.open() メソッドの JavaScript 呼び出しで使用されるものです。値が NaNheight の値が features ストリングで指定されていない場合のデフォルト値)である場合は、ウィンドウのデフォルトの高さが使用されます。 locationBarVisible ロケーションバーを表示するかどうかを指定します。falseBoolean ロケーションバーを表示するかどうかを指定します。このプロパティが true に設定されるのは、features ストリング(window.open() メソッドの JavaScript 呼び出しで使用されるストリング)に、"location""location=1" または "location=y" が含まれる場合です。 menuBarVisible メニューバーを表示するかどうかを指定します。falseBoolean メニューバーを表示するかどうかを指定します。このプロパティが true に設定されるのは、features ストリング(window.open() メソッドの JavaScript 呼び出しで使用されるストリング)に "menubar""menubar=1" または "menubar=y" が含まれる場合です。 resizable ウィンドウのサイズ変更を可能にするかどうかを指定します。falseBoolean ウィンドウのサイズ変更を可能にするかどうかを指定します。このプロパティが true に設定されるのは、features ストリング(window.open() メソッドの JavaScript 呼び出しで使用されるストリング)に "resizable""resizable=1" または "resizable=y" が含まれる場合です。 scrollBarsVisible スクロールバーを表示するかどうかを指定します。trueBoolean スクロールバーを表示するかどうかを指定します。このプロパティが true に設定されるのは、features ストリング(window.open() メソッドの JavaScript 呼び出しで使用されるストリング)に、"scrollbars""scrollbars=1" または "scrollbars=y" が含まれる場合です。 statusBarVisible ステータスバーを表示するかどうかを指定します。falseBoolean ステータスバーを表示するかどうかを指定します。このプロパティが true に設定されるのは、features ストリング(window.open() メソッドの JavaScript 呼び出しで使用されるストリング)に "status""status=1" または "status=y" が含まれる場合です。 toolBarVisible ツールバーを表示するかどうかを指定します。falseBoolean ツールバーを表示するかどうかを指定します。このプロパティが true に設定されるのは、features ストリング(window.open() メソッドの JavaScript 呼び出しで使用されるストリング)に、"toolbar""toolbar=1" または "toolbar=y" が含まれる場合です。 width 新しいウィンドウの幅の初期値を指定します。NaNNumber 新しいウィンドウの幅の初期値を指定します。これは、width の値(features ストリング)に設定されます。このストリングは、window.open() メソッドの JavaScript 呼び出しで使用されるものです。値が NaNwidth の値が features ストリングで指定されていない場合のデフォルト値)である場合は、ウィンドウのデフォルトの幅が使用されます。 x 画面上での新しいウィンドウの x 方向位置の初期値を指定します。NaNNumber 画面上の新しいウィンドウの x 方向位置の初期値を指定します。この位置は、left または screenXfeatures ストリング)で指定された値に設定されます。このストリングは、window.open() メソッドの JavaScript 呼び出しで使用されるものです。値が NaNleft または screenX の値が features ストリングで指定されていない場合のデフォルト値)である場合は、ウィンドウのデフォルトの x 方向位置が使用されます。 y 画面上の新しいウィンドウの目的の初期 y 方向位置を指定します。NaNNumber 画面上の新しいウィンドウの y 方向位置の初期値を指定します。この位置は、top または screenYfeaturesストリング)で指定された値に設定されます。このストリングは、window.open() メソッドの JavaScript 呼び出しで使用されるものです。値が NaNleft または screenX の値が features ストリングで指定されていない場合のデフォルト値)である場合は、ウィンドウのデフォルトの x 方向位置が使用されます。