adobe.utilsXMLUI XMLUI クラスを使用すると、Flash オーサリングツールの拡張機能に対するカスタムユーザーインターフェイスとして使用される SWF ファイルとやり取りできます。Object XMLUI クラスを使用すると、Flash オーサリングツールの拡張機能に対するカスタムユーザーインターフェイスとして使用される SWF ファイルとやり取りできます。

Macromedia Flash MX 2004 および Macromedia Flash MX Professional 2004 以降のバージョンには、ビヘイビアー、コマンド(JavaScript API)、エフェクト、ツールなどいくつかの拡張機能が備わっています。これらの機能により、上級ユーザーは、オーサリングツールの機能を拡張または自動化できます。XML-to-UI エンジンをこれらの拡張機能のいずれかと組み合わせて使用することで、拡張機能がパラメーターを必要とするか、または受け入れるかどうかを、ユーザーが確認するためのダイアログボックスを作成できます。XML タグを使用するか、表示する SWF ファイルを作成することにより、ダイアログボックスを定義できます。XMLUI オブジェクトには、このような場合に上級ユーザーが SWF ファイルと通信するのに必要なメカニズムが備わっています。

accept 現在の XMLUI ダイアログボックスを「受け入れ」状態にして閉じます。 現在の XMLUI ダイアログボックスを「受け入れ」状態にして閉じます。これは、ユーザーが「OK」ボタンをクリックするのと同じです。 cancel 現在の XMLUI ダイアログボックスを「キャンセル」状態にして閉じます。 現在の XMLUI ダイアログボックスを「キャンセル」状態にして閉じます。これは、ユーザーが「キャンセル」ボタンをクリックするのと同じです。 getProperty 現在の XMLUI ダイアログボックスの指定したプロパティの値を取得します。プロパティの値です。 StringnameString取得する XMLUI プロパティの名前です。 現在の XMLUI ダイアログボックスの指定したプロパティの値を取得します。 setProperty 現在の XMLUI ダイアログで指定したプロパティの値を変更します。nameString変更する XMLUI プロパティの名前です。 valueString指定されたプロパティの値が設定されます。 現在の XMLUI ダイアログで指定したプロパティの値を変更します。
CustomActions CustomActions クラスのメソッドを使用すると、Flash オーサリングツールで再生している SWF ファイルで、オーサリングツールに登録されている任意のカスタムアクションを管理できます。Object CustomActions クラスのメソッドを使用すると、Flash オーサリングツールで再生している SWF ファイルで、オーサリングツールに登録されている任意のカスタムアクションを管理できます。SWF ファイルにより、カスタムアクションのインストールとアンインストール、カスタムアクションの XML 定義の取得および登録されているカスタムアクションのリストの取得を行うことができます。

これらのメソッドを使用して、Flash オーサリングツールの拡張である SWF ファイルを構築できます。例えば、そのような拡張によって、Flash Application Protocol を使った UDDI(Universal Description, Discovery and Integration)リポジトリのナビゲーションや、「アクション」ツールボックスへの Web サービスのダウンロードが可能です。

getActions name という名前のカスタムアクション XML 定義ファイルの内容を読み取ります。カスタムアクション XML 定義が見つかった場合はストリングを返します。それ以外の場合は undefined を返します。 StringnameString取得するカスタムアクション定義の名前です。 カスタムアクション XML 定義ファイル name の内容を読み込みます。

定義ファイルの名前は、.xml ファイル拡張子およびディレクトリセパレーター(':'、'/' または '\')なしの単純なファイル名にする必要があります。

name で指定された定義ファイルが見つからない場合は、undefined が返されます。name パラメーターで指定されたカスタムアクション XML 定義ファイルが見つかった場合は、すべての内容が読み込まれ、ストリングとして返されます。

installActions name パラメーターで指定された新しいカスタムアクション XML 定義ファイルをインストールします。インストール中にエラーが発生した場合は、ブール値 false が返され、そうでない場合は、カスタムアクションが正常にインストールされたことを示すため true の値が返されます。 nameStringインストールするカスタムアクション定義の名前です。 dataStringインストールする XML 定義のテキストです。 name パラメーターで指定された新しいカスタムアクション XML 定義ファイルをインストールします。このファイルの内容は、ストリング data で指定されます。

定義ファイルの名前は、.xml ファイル拡張子およびディレクトリセパレーター(':'、'/' または '\')なしの単純なファイル名にする必要があります。

名前 name で既存のカスタムアクションファイルがある場合は、上書きされます。

このメソッドが呼び出されたときに Configuration\ActionsPanel\CustomActions ディレクトリが存在しない場合は、そのディレクトリが作成されます。

uninstallActions name という名前のカスタムアクション XML 定義ファイルを削除します。nameStringアンインストールするカスタムアクション定義の名前です。 カスタムアクション XML 定義ファイル name を削除します。

定義ファイルの名前は、.xml ファイル拡張子およびディレクトリセパレーター(':'、'/' または '\')なしの単純なファイル名にする必要があります。

installActions()
actionsList Flash オーサリングツールに登録されているすべてのカスタムアクションの名前で構成される Array オブジェクトを返します。Array Flash オーサリングツールに登録されているすべてのカスタムアクションの名前で構成される Array オブジェクトを返します。配列のエレメントは、.xml ファイル拡張子およびディレクトリセパレーター(':'、'/' または '¥')なしの単純な名前です。登録済みのカスタムアクションがない場合は、actionsList() により長さゼロの配列が返されます。エラーが発生した場合、actionsList() は値 undefined を返します。
MMEndCommand コマンドが実行されたことを SWF コマンドをホストするアプリケーションに通知し、MMExecute() コマンドによって送信された変更をコミットするか、破棄するかをアプリケーションに指示します。endStatusBoolean ブール値。変更をコミットするには、true、しない場合は false を使用します。false に設定すると、保留中の変更は破棄されます。 notifyStringString エラーメッセージまたは変更理由を含むストリングは破棄されます。endStatus パラメーターの値が true の場合は、notifyString パラメーターの値に空のストリングを使用します。 コマンドが実行されたことを SWF コマンドをホストするアプリケーションに通知し、MMExecute() コマンドによって送信された変更を確定するか、破棄するかをアプリケーションに指示します。 MMExecute ActionScript から Flash JavaScript API(JSAPI)のコマンドを発行できます。JavaScript ステートメントによって返される結果のストリング表現(存在する場合)。 StringnameString MMExecute() に渡されるストリング。MMExecute() は、このストリングを解析して、JavaScript コマンドを実行します。ストリングに変数を割り当て、その変数を MMExecute() に渡すことができます。JavaScript 関数をより小さいストリングに分割することもできます。その場合、MMExecute() は、呼び出された最後の関数の値を返します。 ActionScript から Flash JavaScript API(JSAPI)のコマンドを発行できます。Flash Professional では、MMExecute() 関数は、Flash パネルとして使用されるムービー、XMLtoUI ダイアログボックスまたはコンポーネントのカスタム UI によってのみ呼び出されます。JSAPI コマンドは、オーサリング環境外では無効です。

Flash JSAPI には、ユーザーがオーサリング環境で入力可能なコマンドを複製(エミュレート)するためのいくつかのオブジェクト、メソッド、およびプロパティが備わっています。JSAPI では、メニューにコマンドを追加する、ステージ上のオブジェクトを操作する、一連のコマンドを繰り返し実行するなどの方法をスクリプトに取り入れることによって、Flash の機能を拡張できます。

通常、ユーザーはコマンド/コマンドの実行を選択して JSAPI スクリプトを実行します。ただし、この関数を ActionScript スクリプトの中で使用して JSAPI コマンドを直接呼び出すこともできます。フレーム 1 上のスクリプトで MMExecute() を指定した場合、このコマンドは SWF ファイルのロード時に実行されます。

JSAPI の詳細については、http://www.adobe.com/go/jsapi_info_jp の「Flash の拡張機能」を参照してください。